上空で燃料が底をつき、エンジンが一基ずつ停止を始めた航空機のコクピット。ただ独り残ったハイジャック犯である僕は、ブラックボックスに自身の半生を物語る。カルト教団で過ごした過去。外の世界での奉仕活動。とある電話を通じて狂い始める日常。集団自殺で崩壊した教団の生き残りとしてメディアから持て囃される狂騒。それら全てが最悪の方向へ転んでしまった人生を――『ファイト・クラブ』を超える傑作カルト小説
Audibleで。
聴き終わって、まさか泣くとは思わなかった。
テンダー・ブランソンの傷つけられた主体性を思うと、なんだか泣けて仕方なかった。
ファーティリティーは何もかもお見通しだったんだなー。
語り口は軽妙で、作者はあのファイトクラブの作者だし、エスプリはあっても、主人公を思って泣くなんてこと想定もしなかったが、聴いて良かった。面白かった。
ファーティリティーの予言が当たって、末長く幸せに暮らすという展開を信じてる!!
audibleのこれ、12章と11章のつなぎか変だったので問い合わせたら、ミスだと返答があった。修正すると言っていた。