みたいよみたいみたよんだ

みたりよんだりきいたりしたものをいうブログ

【読んだ】記憶にない殺人

親友の殺害現場で血まみれで発見されたルーシー。彼女は事件の記憶を失っていた。
確固たる証拠もなく事件は迷宮入りするも、依然として周囲から犯人扱いされた彼女は心に傷を負って町を出る。
五年後、家族に呼ばれ帰郷するも人々の視線は変わっていなかった。
耐えかねたルーシーは事件の再調査を始め、徐々に記憶を取り戻すうち、脳裏に「殺せ」と謎の声が響く。
私は誰も殺してない。でも本当にそうなの? 証言を調べるうちに家族と友人の嘘も判明。
何もかもが疑わしい中、全てを思い出した彼女がたどりついた驚愕の答えとは!

主人公はもちろん、登場人物たちが性に奔放すぎて嫌な気分になった。男を見ちゃあ、セクシーだのキュートだのチャーミングだの。

「ファックする」っていう言葉が出てくる小説は、いつもこんなだ。全く共感できないので惰性で読んだ。ポッドキャスターとのロマンスも邪魔だった。つまらなかった。

主人公が実は小説家という設定も意味不明だった。

ベンのアシスタントのペイジって、何のためにいたの?いる必要あったか?

 

 

【読んだ】チャックの数奇な人生

近所に住むハリガンさんはアメリカでも有数のお金持ちだった。その屋敷に出入りすることになった九歳の僕にハリガンさんが送ってくれた宝くじ付きのカードが、三千ドルの当たりになった。そのお金で僕はスマートフォンをプレゼントすることにした。それが不可解なできごとを引き起こすとは知らず……。子供と老人を描かせたら随一の名手が、ハートウォーミングな物語と奇譚とを交錯させる「ハリガンさんの電話」。(映画化題名『ハリガン氏の電話』)

世界に静かに終末が迫るなか、町のあちこちに出現する「ありがとう、チャック!」と書かれた看板広告。それは何を意味するのか? チャックとは何者なのか? 物語は過去へとさかのぼり、若き銀行員チャックはボストンの道端でドラムを叩くストリートミュージシャンと失恋したばかりの若い女性と出会う……。人生のかけがえのなさと大いなる喪失を三部構成で描いた〝切ないキング〟の面目躍如たる「チャックの数奇な人生」。(映画化題名『サンキュー、チャック』)

現代最高のストーリーテラーが人生の〝不思議〟と〝感動〟を描いた中編2編!

少し不思議と世にも奇妙な。

キングの小説にたまに出て来る、祭りで食べる甘いソーセージとは何かがとても気になる。

アメリカンドックのこと?

 

 

【読んだ】連続殺人鬼の妻

ルースはNYのバーで働く26歳。幼いころ、友人が連続殺人鬼オズワルドに殺害されて苦い記憶となっている彼女に、故郷で発生した別な少女の失踪事件の一報が届く。獄死したオズワルドを連想せずにいられないルース。彼には〈共犯者〉がいたのでは? 真相を追ううちに見えてきたのは殺人鬼たちの妻の存在だった。彼女たちの心でくすぶり続ける感情とは? 異様な告白によるイヤミスが誕生!

期待して読み始めたが退屈だった。

ルースが調査のために妻たちと会うが、劇的な発見があるわけでもないので、早く話が進んでくれないかとあくび連発で涙が出た。

あと、ルースが何かを発見して息を呑む描写があるのだが、何を発見したのかをその時に教えてくれない。おい、何を見つけたんだよ、ともったいぶった展開にイライラした。

 

 

【読んだ】記銘師ディンの事件録 木に殺された男

帝国辺境で技術省高官が変死した。体から突然、巨大な木が生えたのだ。捜査を開始したアナとディンは十人の技術省技師が同様に死亡し、海から現れる巨獣を阻止せんための防壁が破壊されたと知らされる。帝国を揺るがす事件の謎を二人は解くことができるのか!?

うわ、ファンタジーだった!と思って読み始めたが、想像はサクサクと進み、読みやすかった。

帝国の脅威、リヴァイアサンなんてFFっ子にとっては味方の召喚獣なのにな!と興奮した。

FFといえば、7のミッドガルズオルムに苦戦したなとか思い出した。

探偵役のアナが40〜50代の女性、というのも好印象。

羊歯で作った紙や蔓で作った建物ってどんなだろう、とわくわくした。

続刊が全て翻訳されて出版しますように!

 

 

【聴いた】さよならジャバウォック

<デビュー25周年>渾身の書き下ろし長編ミステリー!
結婚直後の妊娠と夫の転勤。その頃から夫は別人のように冷たくなった。彼からの暴言にも耐え、息子を育ててきたが、ついに暴力をふるわれた。そして今、自宅マンションの浴室で夫が倒れている。
夫は死んだ、死んでいる。私が殺したのだ。もうそろそろ息子の翔が幼稚園から帰ってくるというのに…。
途方に暮れていたところ、2週間前に近所でばったり会った大学時代のサークルの後輩・桂凍朗が訪ねてきた。「量子さん、問題が起きていますよね? 中に入れてください」と。

Audibleで。

思ってたのと違った。

ナオミとカナコ系だと思ってワクワクして読み始めたのに、突飛な物語だった。

養護施設で育ったもの同士が若くして結婚とか、

この夫婦のそこまでの絆は、どのように育まれたのかとか、いまいち読み取れず、実は息子でした展開もあり、ちょっとなんだか乗り切れなかった。

誰にも彼にも共感しきれず、手に汗握るような没入感はなかった。

主人公は「自分は水槽の中の脳なのではないか」と心配していたが、現実は紙に書かれた物語の人物ですね、と考えながら聴いていた。

 

 

【読んだ】ハウスメイド2

ギャリック家のハウスメイドとして雇われたミリー。この家で働くには、守らなければならないルールがあると雇い主のダグラスから告げられる。何があってもゲストルームには入らないこと。そこでは病気の妻ウェンディが静養をしているという。ある日、ミリーは異様な量の血にまみれたガウンを見つけ……。閉ざされた部屋の中の秘密が明かされたとき、これまでにないほどの恐怖がミリーを襲う。

あまりにも露骨過ぎてあやしいぞ、騙されるな!ミリー!と思いながら読んだ。

もちろん勧善懲悪?でスッキリ展開だけど、殺されちゃった人は可哀想だったな。

 

 

【聴いた】ネコの手を借ります

孤独な人生が、ネコとの出会いで大転換!

志望する国立大学に進学するも、人間関係につまずき中退し、引きこもりになってしまった今津宗也。気がつけば10年の時が経ち、家族との仲もどんどん悪くなっていった。

そんなある日、宗也は側溝に閉じ込められ助けを求め鳴き続ける子ネコの声に気づく。大雨の中、その声をどうしても放っておくことができずに、宗也は子ネコを救出し、マリンと名づけ育てることを決意する。そしてこの決断が、孤独な彼の人生に大きな変化をもたらすことになり――。

マイナス続きの人生が、ネコとの出会いで大転換! 『ひかりの魔女』『迷犬マジック』の著者が贈る、小さな奇跡の物語。

Audibleで。

宗也くん、ありがとう、マリンちゃんを助けてくれてありがとう、と、主人公を応援しつつ、マリンちゃんのかわいさに、ニヤニヤしながら聴いた。

うちで飼ってる猫たちも、拾ってきた時は衰弱していたな、と思い出しながら聴いた。

この作者さんの、人生どん底に近いと感じている人たちが、些細なきっかけでみるみる好転していく作品の数々が好きだ。

運命のお導きもあるだろうが、主人公たちの努力もあり、なんだか自分も頑張れそうだ、という気持ちになるのだ。

 

 

【読んだ】銃と助手席の歌

高校を退学になったばかりの少女チャーリーは、ある盗みをきっかけに姉の恋人と争いになり、抵抗の果てに彼を殺してしまう。その場に居合わせた見知らぬ大学生ナオの提案で、ふたりは死んだ男の車に乗り、死体を湖に捨て、ハイウェイを北へ走り出す。道中謎は尽きない。車を追ってくるのは何者か。ナオが死体処理に協力したのはなぜか。そして、車に積まれた大量の黄金はどこからきたのか――。やがて轟く銃声。炎天下のオーストラリアを舞台に家なき者の共闘を描く、ノンストップのクライムサスペンス! ウィルバー・スミス冒険小説賞受賞作。

タイトルがいかす。

どちらの少女もトラブルと秘密を抱えて逃避行。

オーストラリアのお菓子とか、植物とか、鳥類、ロードトレインとか、スマホで画像検索しながらイメージを膨らませた。

導火線の短いチャーリーにハラハラしたが、姉の彼氏を誤って死なせてしまった時にちゃんと警察を呼ぼうとしたり、喫煙には反対したりと根の良い子さを感じてよかった。

リーは最後の方で大活躍だったのに、殺されて可哀想。なぜまずリーを撃つのか、と思った。

 

 

【読んだ】パードレはそこにいる

勇猛果敢でずば抜けた能力を持ちながらも、現在は休職中の女性捜査官、コロンバ。少年時代を誘拐犯に監禁されて過ごし、閉所恐怖症をわずらう失踪人捜索専門のコンサルタント、ダンテ。ローマで女性が惨殺され、その六歳の息子が行方不明になったとき、捜査の行く先を懸念する警察幹部は、ひそかに事件を彼らの手に託した。それぞれ過去の凄惨な出来事が残した傷を抱えるふたりは、喧嘩を重ねつつも協力して真相を追う!

図書館で、背表紙だけ眺めつづけていたので、存在とタイトルは知っていた。読もうとしたことはなかった。

なんとなく、「パレードの中のパードレ」というイメージが脳内にずっとあり、パードレは道化のような格好をした背の高い人だろうと思っていた。

 

全然違った。

 

コロンバとダンテが恋仲になりませんように、と思いながら読んだ。

 

 

【読んだ】悲しみは羽根をまとって

突然訪れた妻の死。残されたのは夫と幼い息子たち。そんな彼らの元に現れたのは、悲しみに暮れる人間が好物だという、不思議な"喋る"カラスだった――40歳未満の新鋭に贈られるディラン・トマス賞受賞作。36の言語に訳され、ノーベル賞作家のハン・ガンが「奇妙なぬくもりと美しさを秘めている」と称賛した作品。
あらすじ
妻を突然亡くした夫と幼い息子たち。喪失の重みが沁みこむロンドンのフラットに、奇妙な“話すカラス” が現れ、こう告げる──おまえがおれをいらなくなるまでここにいる。喪失の混乱のなかで始まった、カラスとの不可思議な生活。やがて彼らが見出す「悲しみ」のほんとうの姿とは。

テッド・ヒューズはシルビア・プラスの旦那さんで、桂冠詩人だったという事を知識として得た。

イギリスには国から年俸をもらう詩人がいるという事を初めて知った。

妻を亡くした父子の自覚した/自覚してない動揺が、淡々と時には詩のように、時代をあっちこっちしながら語られる。

あらすじにある「悲しみ」のほんとうの姿とは、について、述べられるだけの語彙力はないが、なんだかとても伝わってきたような気がしている。気が。

 

 

【読んだ】死のマッチングアプリ

長年の交際が破局したバリスタのグウェンは、一念発起してマッチング・アプリに登録する。だがなかなかデートはうまくいかず、それどころかこれまでのデート相手が次々に殺されてしまう! どうやらグウェンがこれまでデートしたすべての相手を殺そうと狙っている連続殺人犯がいるようで……!?

刑事が自分のオフィスに捜査対象者を連れ込んで酒飲んで寝る、ってだめじゃん。他にも色々と主人公の行動に思うところあり。

これはなに?なんでもありのミステリーコメディなのか?

殺人者の動機とかそれでいいのか?

テンポが良いのは、良かった。

 

 

【読んだ】傷つきやすいものたち

ルチアは故郷の山間の町に暮らしている。夫は単身赴任で家を出たままで、老父が暮らす近所の実家を時々訪れる日々。都市封鎖でミラノの大学から戻ってきた娘は部屋に引き籠もったままだ。ある日、ルチアは父親から土地を継げと持ちかけられる。その土地はかつて、今も町に影を落とす忌まわしい事件が起きた場所だった。ルチアは封印していた記憶と向き合うことに――。
すべての人間の弱さを力強く描いた、感動の人生賛歌。

母親としてどう振る舞うことが良いのか、と迷ったり後悔したり。そんな様子に共感できた。

最後のコーラスのシーンは、死んだ人も聴いている描写があり、現在?過去?空想?と何度かページを行きつ戻りつした。スターウォーズエピソード6の最後のシーンみたいな感じか、と解釈した。

 

 

【聴いた】デスチェアの殺人

カルト教団の指導者が木に縛られ石打ちで殺された。聖書の刑罰を模した奇妙な殺害方法に困惑するポー。さらに遺体には、分析官ブラッドショーにも分からない暗号が刻まれていた。事件の鍵はカルト教団にあると推測する二人。一方でポーの所属する重大犯罪分析課に上層部から嫌疑がかかり、スパイが送りこまれる。チーム解体の危機が迫る中、ポーたちは捜査を開始するが……。大人気英国ミステリ、衝撃のシリーズ第六作。

audibleで。

上巻を早々に聴き終わり、下巻の配信日を楽しみに待っていた!

配信日だーと喜び勇んで聴き止まられず、配信日当日に聴き終わってしまった。

もっとゆっくり楽しみたかったけど我慢できなんだ。

ポー、大変な目にあったね、そりゃあカウンセリングが必要だよね、と思って聴いていたら、どっこいどどんちょ。ポーの人間性は素晴らしいな。

そして国家犯罪対策庁は今後どうなっていくのかい?と心配しつつ次刊を待つ!!

 

 

 

【読んだ】崖の上のヒバリたち

ジムは、両親や親族とトレーラーハウスで集団移動しながら暮らす“パヴィー”の少年。 アイルランドの小さな集落で、定住者である “バッファー”の学校に通いはじめるが、偏見(へんけん)や差別にさらされ、不良たちから理不尽(りふじん)な暴力を受ける。そんな中、ジムは周囲から浮いているバッファーの少女、キットと親しくなる。他人に流されず、芯の強いキットにジムは惹(ひ)かれていくが、彼の病弱ないとこが不良たちに襲(おそ)われる事件が起きてしまい──。
苦しみや孤独を抱えた少年と少女の出会い、 揺れ動く気持ち。『ロンドン・アイの謎』 『すばやい澄んだ叫び』の著者による繊細な一編を、気鋭のイラストレーターが鮮烈な挿絵で彩った、心に響く物語!

移動しながら暮らすというのは、そこで生まれて育つというのはどういうことか垣間見れるお話だった。

移動生活をやめるための学がないし、散々差別を受けてきた"バッファー"になるというには複雑な気持ちを持っていそう。

そして定住しているからといって、満たされて生きているわけではない。

移動生活をする子どもたちを、執拗にいじめる不良たちに腹立ちと同情も感じてしまう。

弱い立場だと判断した相手を、残酷に攻撃する性根の弱さ。

これからのジムとキットに幸あれ、と願いつつ読み終わった。

 

 

【読んだ】タンポポ時計

キャリアの絶頂にある画家のアレックスはこれまでの集大成となるロンドンでの展覧会を前に、幼少期を過ごした自宅を売却するため、数十年ぶりにイタリアの小さな町を再訪する。彼は幼き日に、この自然豊かな田園地帯を親友のジェイミーと年上の少女アンナとともに探検した。アレックスの記憶の断片は、三人を理解不能なまでに深く結びつけた輝かしい日々をよみがえらせる──そしてすべてを決定づけた、廃教会で傷ついた“隠者”と出会った運命の日のことも。
追憶と現在が交錯し、そのあわいに息を呑むほど美しく残酷な物語が浮かびあがる。きらめくような愛惜と心震わせる郷愁が描き出す、早熟の天才と謳われた著者が小説の構造美を磨きあげて贈る円熟の傑作。

ガイバートのこれまでの作品は、結局何があったんだい?を明示してくれずに、あれこれ想像させられて物語が終わるという体験をしてきた。

今回のこれは、円熟の傑作だってんで、最近書いたお話なのだろうと読み終わったら、1999年の作品の翻訳だった!ぎゃふん。

隠者さえ現れなければとか、アレックスがもう少し察しが良ければとか、切ない悲しいが入り乱れるお話だった。

アレックスは幼い頃の特技?を使って時を戻し、変えたかったのかもしれない。