みたいよみたいみたよんだ

みたりよんだりしたものをいうブログ

【読んだ】たとえ天が墜ちようとも

高級住宅街で女性が殺害された。刑事マックスは、被害者の夫の刑事弁護士プルイットに疑いをかける。プルイットは元弁護士で大学教授のボーディに潔白を証明してくれと依頼した。ボーディは引き受けるが、それは命の恩人である親友のマックスと敵対することを意味していた。たとえ友情を失おうとも、正義を為すべく対決するふたり。予想外の展開となる白熱の陪審裁判の行方は。『償いの雪が降る』の著者が描く激動の法廷ミステリ!

法廷ものは苦手なので、避けていたが、償いの雪や過ちの雨の登場人物が出てると知り、

そうだったんか!と読むことに決めた。

読んでいる最中は、どうか疑いが晴れて、みんな大団円になりますように、と読んだ。ら、

わあ!裏切られた!

信じてたのに!弟だと思っていたのに!と、

エピソード3のオビワンみたいに心の中で叫んだ。

ジョー・タルバートシリーズとは違って、酷な展開だったな。

マックスの妻の死の謎がまだ残ってるので、続き邦訳早くたのむ!

それから、"天墜つるとも、正義を為せ"っていう言葉は素敵。見習いたい。

 

 

 

【読んだ】エドワードへの手紙

飛行機の墜落事故で唯一の生存者となった12歳のエドワード。すべてを失ったと感じる少年が、再び生きようという気持ちになれたのは-。事故直前の機内の様子とその後の人生を交互に描いた、心揺さぶられる物語。

エドワードとその家族のことだけでなく、

他の搭乗者たちのことも丁寧に描写されているので、墜落して死んでしまうことはわかっているんだけど、ああ、死んで欲しくない、と思って止まなかった。

無事にロサンゼルスに到着して、新しい一歩を踏み出すはずだったじゃん、と泣いた。

エドワードには、シェイがいて良かった。

結果的に、シェイにもエドワードがいて良かったということ。

シェイは本当に魅力的なキャラクターだなと思った。好き。

シェイだけでなく、取り巻く人たち、遺された人たちの存在が、

エドワードを救ったし、エドワードに救われている。持ちつ持たれつ。

読んで良かったなー。

 

 

【読んだ】アイダホ

アイダホの山中に住む音楽教師アンは、夫ウエイドのかつての家族のことを何年も思い続けている。9年前、一家が薪を取りに出かけた山で、ウエイドの前妻ジェニーが末娘メイを手にかけ、上の娘ジューンはその瞬間を目撃、ショックで森に逃げこみ失踪した。長女の行方を必死に捜し続けてきたのに、最近のウエイドは若年性認知症の影響で、事件のことも娘がいたこともわからないときがある。ジェニーは、罰を受けること以外、何も望まず誰とも交わらずに服役してきたが、新たな同房者とあることを機にぎごちないやりとりが始まる。アンは夫のいまだ癒えぬ心に寄り添いたいと願い、事件に立ち入ることを躊躇いながらも、一家の名残をたどり、断片を繋ぎ合わせていく……。

アイダホっていう響き、いいよね、と普段からよく口ずさむ。アイダホ。ちょっぴり滑稽なイメージだ、アイダホ。

そして、そんなイメージとは、全く異なった印象のこれ。

全編から漂う、悲しみ、憂い、罪悪感の、静かながらも圧倒的な存在感よ。

読みながら「こうなったらいいな」という想像が、最後に全て叶ったわけではないが、心がホッとする終わり方でよかった。