みたいよみたいみたよんだ

みたりよんだりきいたりしたものをいうブログ

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【読んだ】私たちが姉妹だった頃

私はモンキーガールと呼ばれていた。五歳の時に姉が姿を消し、大好きな兄も高校生で失踪。家族を失った心理学者の一家が、家族愛とは何なのかを問い、絆を取り戻そうとする、赦しの物語。2014年マン・ブッカー賞最終候補作。PEN/フォークナー賞受賞。 とある…

【読んだ】心地よい眺め

テディは、愛情とは無縁のまま育った。愛のない結婚をした両親は、望まずに誕生したわが子にはまったく関心を払わず、彼は放置されたまま一人勝手に大人への道を歩んできたのだ。そんな生い立ちをもち、どこか普通でない青年に成長していたテディは、両親の…

【読んだ】樹脂

デンマークの僻地に住む一家。ほぼ自給自足の幸せな暮らしは、クリスマスに起きた事件を境に一変する。変わり者の父は偏屈さを増し、物静かな母は次第に動けなくなり、少女リウはゴミ屋敷と化した家で、隔絶された世界しか知らずに育っていく。やがて赤ん坊…

【読んだ】オオカミが来た朝

くじけずに、生きる。「大事なことは生きてるってことだ。どうしたって今夜、ぼくは家にもどるぞ」オーストラリアの実力派児童文学作家による、若い人たちへのあたたかいはげましに満ちた物語。オーストラリアで最も権威ある児童図書賞に輝いた名作! ファミ…

【読んだ】私のイサベル

1994年夏、海辺のリゾート地で1歳の女の子が行方不明になった。母親のステラは悲しみを乗り越え、心理カウンセラーとして忙しく働いていた。そんな彼女の日常は、ある人物がクリニックを訪ねてきたことで崩壊する。イサベルと名乗るその大学生を一目見て、20…

【読んだ】破壊者

女は裸で波間にただよっていた。脳裏をよぎるのは、陵辱されたことではなく手指の骨を折られたことだった。―そして小石の浜で遺体が見つかる。死体発見現場から遠く離れた町では、被害者の三歳の娘が保護されていた。なぜ犯人は母親を殺し、娘を無傷で解放し…

【読んだ】ジェイコブを守るため

マサチューセッツ州の地区検事補アンディ・バーバーの日常はある日少年が公園で何者かに殺された事件によって一変する。被害者の同級生だった、彼の十四歳の息子ジェイコブが、犯人と疑われて逮捕されたのだ。息子は無罪だ。アンディはジェイコブを救うため…

2019年の読書メーターまとめ

2019年の読書メーター読んだ本の数:62読んだページ数:24068ナイス数:311こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち (文春文庫 わ)の感想鹿野さんや彼を取り巻くボランティアや筆者の眼差しを通して、生き方の方法や可能性について、は…