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【読んだ】悪の猿

シカゴを震撼させる連続殺人犯“四猿”。「見ざる、聞かざる、言わざる」になぞらえ被害者の身体の部位を家族に送りつけてから殺す手口で、長年捜査を進める刑事ポーターも未だその尻尾を掴めずにいた。だが事態は急変する―四猿と思しき男が車に轢かれ死んだのだ。しかも防犯カメラにより、ただの事故ではなく自殺と判明。所持品には四猿の日記が。日記を読み始めたポーターは、新たな歪んだゲームに呑まれていく…。

明日までに返さなくてはいけない本が2冊あり、今からじゃ、どうしたって1冊が限界だな、と。

それぞれレビューを確かめて、こちらが面白そうだと判断して、しかしその分厚さに、読み終わるだろうかと一抹の不安を感じたが、展開が面白くて、めきめき読んだ。

四猿の日記と、現在の事件がどう繋がるんだろうかと、興味津々。

そして日記の内容は凄まじく、なんていう子ども時代を過ごしたんだと、驚愕するやら恐怖やら、憐れみやら。

まだはっきりしない事もあり、続編の2作が早く読みたいから、予約しよう。

四猿を追う、警察の面々も個性的で素敵だった。映像が浮かぶよう。