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【読んだ】トゥルー・クライム・ストーリー

2011年末、マンチェスター大学学生寮から、一人の女子学生が姿を消した。彼女の名はゾーイ。6年が経過するも行方はわからず、世間の記憶も薄れてきた頃、作家イヴリンはこの事件に関心を抱き、関係者への取材と原稿執筆を開始。作家仲間であるジョセフ・ノックスにアドバイスを仰いだ。2018年、ゾーイの双子の姉キムが初めてマスコミ取材に応じ、事件は再度注目を集めることになる。だが、取材と執筆を続行するようノックスから助言されていたイヴリンは、翌年、拉致犯人と思われる人物を特定する証拠を入手した直後に死亡。故人の遺志を継いだノックスが原稿の整理と追加取材を行って、『トゥルー・クライム・ストーリー(犯罪実話)』として彼女の遺稿を完成させるのだったが――。関係者へのインタビューを中心に、イヴリンとノックスとのメールでの対話、新聞記事の抜粋、Facebookの書き込みなどから浮かび上がる失踪事件の謎にくわえて、新たに殺人までが絡み、その複雑な人間関係には著者ノックス自らも加わっているという、特異な形式で描かれる野心作。〈マンチェスター市警 エイダン・ウェイツ〉シリーズの著者がはじめて挑む単発物で、被害者も関係者も作者すら誰ひとり信頼できる者のいない、かつてないほど斬新なサスペンス・ノワール

メールのやり取りやインタビュー形式で話が進んでいくので、慣れないかも。このこれは読み続けることができるだろうかと不安になったが、あっという間に読めた。面白かった!

人は見たいように物事を捉えるし、見せたいように語るよねー、ということを踏まえると、真の実はどこに?!

ジャイとキンバリーとアンドルーは嫌いになれないというか、割と好ましく思っていた。幸せを願いつつ読んだ。