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【読んだ】アナグマの森へ

ケニーとニッキーの兄弟は、父さんと3人暮らし。
母さんは家を出ていってしまい、
父さんは犯罪に巻き込まれ保釈中で、
酒におぼれ気味だった。
兄のケニーは特別支援学級に通い、
ケニーの面倒はいつもニッキーが見ている。
ある日、村の不良たちはケニーに
アナグマと遊ぼう」と声をかけ、
ケニーとニッキーを雑木林に呼び出した。
村の不良ジェズボとその仲間だ。
ジェズボは、アナグマの巣穴に飼い犬をけしかけて
アナグマと戦わせる悪質な遊びに、
ふたりを巻き込んだ。
ケニーは早々に逃げ出すが、
ニッキーは不良たちの目を盗んで、
どうにか母アナグマと子アナグマ3匹を逃がす。
そして、不良たちが去ったあと、
ニッキーが見つけたのは…?

動物とのふれあいを経て、
苦しかった生活に光が射す様子を
みずみずしく描く感動作。

アナグマに犬をけしかけるという行為に腹が立って仕方なかった。

クソガキめ、くそクソガキめと不良3人を罵りながら読んだ。

怪我をした犬の世話を通して、お父さんが立ち直り始めたのはよかった。

最終的にはチクった形ではなく、真実が発覚してよかった。

これが「荒野にヒバリを探して」につながるんですね。

ティナがうちのジャックラッセルテリアに重なって想像されたのは今回も同様だった。