ショッピングモールで少年による銃乱射事件が発生。偶然居合わせた警察署通信係のアンディは、警官だと勘違いされ、銃口を突きつけられる。震える彼女の前に立ちはだかったのは母のローラ。ごく平凡に生きてきたはずの母親は、犯人のナイフを素手で受け止め、喉を掻き切った―顔色ひとつ変えずに。呆然とするアンディをよそに、事件の動画は全米に拡散。母は瞬く間に時の人となるが
アンディがとても31に思えない。
自立してなさすぎ。人間性に共感出来ず、ぐずぐずしてて、読んでてイライラする。
逃亡中に、酒飲みに繰り出すとかばかじゃない。イライラしながら終始。
登場人物どいつもこいつも浅はかで、全く共感出来ない。
舞台芸術家だとかピアニストだとか、設定はあるが、それが人間性や物語に生かされているわけでもない。
冒頭の事件もほんとにさわりだけで、以降のエピソードでほぼ触れられなかったのにも、なんなんだ、と思った。母親が強い事を強調するためだけのエピソードか。
警察のことをやたらに豚と表現するのも、ファックするファックした、的な表現もただただ嫌な気持ちになった。
「ファックしたい」という表現の出る小説は大体ハズレだという思いを持っているが、今回のこれでますます思いが固まった。