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【読んだ】僕が死んだあの森

母とともに小さな村に暮らす十二歳の少年アントワーヌは、隣家の六歳の男の子を殺した。森の中にアントワーヌが作ったツリーハウスの下で。殺すつもりなんてなかった。いつも一緒に遊んでいた犬が死んでしまったことと、心の中に積み重なってきた孤独と失望とが、一瞬の激情になっただけだった。でも幼い子供は死んでしまった。
 死体を隠して家に戻ったアントワーヌ。だが子供の失踪に村は揺れる。警察もメディアもやってくる。やがてあの森の捜索がはじまるだろう。そしてアントワーヌは気づいた。いつも身につけていた腕時計がなくなっていることに。もしあれが死体とともに見つかってしまったら……。
 じわりじわりとアントワーヌに恐怖が迫る。十二歳の利発な少年による完全犯罪は成るのか?

バレないといいね、という思いは持ちつつ、

アントワーヌの情けなさに、バチが当たれ、というイラつきも感じながら読んだ。

エミリーのこととか、ばかでしょ。

母親は何も感じてないわけないな、という描写。

捕まらなくても一生苦しむんだろう。

1番可哀想なのは、もちろんレミです。レミと犬です。