ママとはなれ、養護施設でくらすトレイシー・ビーカーは、やんちゃでパワフルな女の子。施設や里親家庭を転々としてきたけれど、いつかはママが迎えにきてくれるという希望をもちつづけている。ある日、取材にやってきた作家のカムと意気投合し…。笑いあり、涙あり、少女の視点で書きつづった物語。小学校高学年から。
①での出来事が、②で一部無かったことにされているので、違和感を感じながら読んだら、
イギリスでは①③②の順番で発表されたとの事。どおりで変だと思った。
お話の時系列が、①②③なので、日本ではこのような出し方になったらしい。
作者は登場人物のアンビバレンツな感情をよく理解して表しているなーと思う。
あと、簡単にうまくいかない所がちゃんとリアル。
だから、たくさんの読者に受け入れられるんだろうなと思う。
検索していたら、本家イギリスでは、トレイシービーカーがママになってるっぽいお話が出てるぞ。