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【聴いた】香君

遥か昔、神郷からもたらされたという奇跡の稲、オアレ稲。ウマール人はこの稲をもちいて帝国を作り上げた。この奇跡の稲をもたらし、香りで万象を知るという活神〈香君〉の庇護のもと、帝国は発展を続けてきたが、あるとき、オアレ稲に虫害が発生してしまう。
時を同じくして、ひとりの少女が帝都にやってきた。人並外れた嗅覚をもつ少女アイシャは、やがて、オアレ稲に秘められた謎と向き合っていくことになる。『精霊の守り人』『獣の奏者』『鹿の王』の著者による新たなる代表作の誕生です。

Audibleで。

最悪の事態は起こるんだろうな、それが大抵の物語の定石だもんな、とハラハラしながら読んだ。先が気になって仕方がないので、1.5倍速で聴いたが、のめり込んで聴いていたため、それでも良く耳に入って来た。

こうししょきてい。どう書くんだろう。香使諸規定?耳で聴いていると、漢字がどう当てられているのかわからない。絶対の下限も、絶対の加減だと思ってた。目でも読みたいなと思った。

聴書している間、人の在り方や動植物との共生だったりをじっくりと思い、道端で嗅ぐ掘り返された土の匂いが、いつも以上に深く感じた。

そして、アイシャが今後辿る道はどうなるんでしょう。

その一足が道となる。迷わずいけよ行けば分かるさ。

終章の「香君の道」というタイトルでぼんやり猪木も思い浮かんだんだった。