みたいよみたいみたよんだ

みたりよんだりきいたりしたものをいうブログ

【聴いた】春にして君を離れ

優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。が、娘の病気見舞いを終えてバグダッドからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめる…女の愛の迷いを冷たく見据え、繊細かつ流麗に描いたロマンチック・サスペンス

Audibleで。

初めから中盤にかけては、ヒロインが嫌な奴なんだなーと思いながら聴いていたが、

灼熱の砂漠で自己を省み猛烈に懺悔したので、このまま思慮深く変容出来る人になれば良いと期待した。

結局はロドニーがものすごく良い人。

あと、終盤のヒトラーのくだりで当時のイギリスの未来を憂いた。

また、バクダッドからイギリスまで汽車に乗って、ご夫人が一人で旅行できるなんてなんだか素敵と当時の時代背景を思ったり、ワジってものを初めて知り興味深かった。

サーモンの缶詰、固いゆで卵、オムレツ、あんずの缶詰ばかり食べさせられてるのも笑った。