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【読んだ】はなればなれに

ともに22歳の前科者スキップとエディは夜間学校で天涯孤独の17歳の娘カレンと出会う。彼女が身を寄せる未亡人宅には頻繁に訪れる男がいて、どうやら未亡人の元娘婿らしいその男ストールツはカジノ関係者で、莫大な現金を屋敷に保管しているという。二人はその金を奪う計画を立てるが、元ギャングのスキップの叔父に嗅ぎつけられ、プロの犯罪者仲間を計画に加えたときから、すべての歯車が狂い始める……。トリュフォーの推薦でゴダールが映画『はなればなれに』の原作に選んだ傑作犯罪小説。本邦初訳。

映画の方は知らないが、面白く読めた。

バカだなやめときなさいよ、スキップの言うことなんか聞くんじゃないよと、イライラハラハラしながら読んだ。

咎めがなさそうなのはウィリーおじさんだけか?

お母さんが最後に燃やした資料からすると、エディも人格が怪しいよね。スキップがいなくなったことで、自我が解放されるということでしょう? 

そして誰よりも何よりも、犬が無事でよかった。

ドロレス・ヒッチェンズ作品、もっと翻訳してだしてほしいな。