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【読んだ】ディセント生贄の山

その夏、家族はロッキー山脈のリゾートタウンを訪れていた。十八歳の娘ケイトリンは、トラック競技の奨学金を得て大学進学を控えていた。両親にとっては、円満とはいえない夫婦関係を修復するための旅だった。旅行二日目、ケイトリンはマウンテンバイクに乗った十五歳の弟ショーンを伴って、早朝の人けのない山奥へランニングに出かけたのだが…。その後、ショーンは重傷を負った姿で発見され、ケイトリンは山から戻らず、失踪事件として山岳一帯での捜索が始まった―。全米で激賞されベストセラーとなった、リテラリー・スリラーの傑作、待望の邦訳。

タイトルは禍々しいが、いい話だった。

さすがYA小説作家出身だと思った。

登場人物の殆どが、根っからの悪、闇でない感じが好き。特にビリー。彼に対する、両親の愛は、届いてたと信じたい。

しょっぱな、ケイトリンのApple Watch的な時計の描写「体温三七度八分」が気になって仕方なかった。

37.8℃で出歩くなんて。ましてやランニングとか、無理無理じゃないかと気になって仕方なかった。

標高の高い所では、平熱なのかい?37.8℃。とひっかかって仕方なかった。