私の母は掃除婦をしながら四人の子どもを育て、障がいを持つ夫を支えた。だが母の厳格さがいつしか私を暴力的にしていった――。湖のそばの貧困家庭で成長していく少女の、十代から二十代までの内面を克明に描くイタリア文学界新星によるカンピエッロ賞受賞作
母親が踏ん張って支えてくれているのがわかるからこそ、反抗できずにその怒りのやり場が、他へ向けられてしまう。
お母さんもお母さんで、もう少し情緒的に関わってあげたらいいのにと思うが、1人で一家を養うわけだから娘の気持ちに寄り添う暇はなかったんだろうなと想像。
ガイア自身の、外面と内面の違いに生じる葛藤は理解出来るような出来ないような。
葛藤を経てゆるやかに統合していくんだろうな、という読み終わりだった。
