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【読んだ】魔王の島

祖母の訃報を受け、彼女は孤島に渡った。終戦直後に祖母とここで働き始めた者たちだけが住む島。本土への船が来る日までを島で過ごす彼女は、やがてこの島に漂う不吉な影に気づきはじめる。ここには何か忌まわしい過去がある。そして若き日の祖母の手記にも謎の「魔王」の影が……。

タイトルと表紙が恐いので、固く重い内容を予想して読んだが、

文章の末尾に「・・・」が多用されていて、なんか女性週刊誌みたいな、少し乙女チックな印象を受けた。

語りもストレートで、なんの余韻も残さずさくさく進んで行くのでせっかちな私には良かった。

第1章の展開には、なんだコイツら!と笑っちゃうくらいの急展開で、章が進むにつれて「ああ、そういうことー」と慣れた。

殻に閉じこもるのは、心を守るのに必要な過程なんだね。

読んでる間は、学校で習ったシューベルトの魔王が脳内でリフレインしていた。