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【読んだ】グレイス・イヤー: 少女たちの聖域

ガーナー郡では、少女たちに“魔力”があると信じられている。男性を誘惑したり、妻たちを嫉妬に狂わせたりできるのだと。その“魔力”が開花する16歳を迎えた少女たちは、ガーナーの外に広がる森の奥のキャンプに一年間追放される。“魔力”を解き放ち、清らかな女性、そして妻となるために。

この風習について語ることは禁じられていて、全員が無事に帰ってくる保障もない。

16歳を迎えるティアニーは、妻としてではなく、自分の人生を生きることを望みながら、〈グレイス・イヤー〉に立ち向かう。

キャンプではいったい何が? そして、魔力とは?生死をかけた通過儀礼が、始まる──。

ヒロインは短絡的で思い込みが強くモテモテで、なんだこれは。少女マンガか。というような展開で、読んでいる間ずっと眉間にしわが寄り、口角は限界まで下がり。どうりでYA小説だったかー、と。

ヒロインに都合の良い展開ばかりで、共感できないまま読み進めていたが、グレイスイヤーから戻った後あたりからの展開は良かった。