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【読んだ】彼女のいない飛行機

1980年12月、イスタンブール発パリ行きのエアバスが墜落。ただ一人、生後間もない女の子が生存していた。同機には身体的特徴が著しく似た二人の赤ん坊が乗っており、どちらの両親も事故死していた。DNA鑑定のない時代、二組の家族が女の子は自分たちのものだと主張する。そして謎を追うべく雇われた私立探偵が、18年の時を経て最後に見つけた手がかりとは―?仏ミステリ界の金字塔!

登場人物どいつもこいつも、自分に酔いしれている奴ばっか。大酔いしれている。

ドラマチックに我が身を嘆いている。

そして所々都合が良く(フランス国民の連絡先を常に調べられる友人ジェニファーとか)、

大昔の大げさな少女漫画みたいな展開。

第一、兄が、妹(じゃないかもしれない)を愛するとか気持ち悪い。

・・・と、序盤イライラしながら読んだ。

しかし、終いの方にはそれらの展開に慣れてきて、

マルヴィナ姉さんの事はだいぶ好きになった。

いい人じゃん、姉さん。

彼女のいない飛行機 (集英社文庫)

彼女のいない飛行機 (集英社文庫)