みたいよみたいみたよんだ

みたりよんだりきいたりしたものをいうブログ

【読んだ】父を撃った12の銃弾

12歳の少女ルーは、父とともに亡き母の故郷に移り住んだ。それまでは父とふたり、各地を転々としながら暮らしてきたが、
娘に真っ当な暮らしをさせようと、父サミュエルは真っ当に働くことを決めたのだ。しかし母方の祖母は父娘に会おうとしない。
母はなぜ死んだのか。自分が生まれる前、両親はどんなふうに生きてきたのか。父の身体に刻まれた弾傷はどうしてできたのか。
真相は彼女が考える以上に重く、その因縁が父娘に忍び寄りつつあった……。

裏社会から足を洗うってのは大変なことなんだなと思った。

12発も撃たれて大丈夫なの?と読む前に思ってたが、時間をかけて1発また1発と増えていくという過程を読む話だった。

1発撃たれるんだって怖いし痛いだろうに。撃たれた後でそんなに動き回れるもんなんですかと、日本人には一生わからないことだろうな。

犯罪取引が主な描写のパパパートより、ルーパートの方が落ち着いて読めて好きだった。

このまままた、ドッグタウンに住み続けられるんじゃない、と、前向きな気持ちで読み終わった。