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【読んだ】緋の収穫祭

「血の収穫祭」と呼ばれる伝統的な儀式が残る英国の小さな町。ある日、教会の墓地の塀が崩れて、そばにあった幼い少女の墓が壊れてしまう。だが墓からは、そこに眠っているはずのない二人の子供の遺体までもが発見された。少し前まで土には埋められていなかったようで、頭蓋骨には酷い損傷があった。この地でかつて何があったのか?血塗られた町の秘密を暴く戦慄のミステリ!

閉鎖的な街の悲劇的な事件の真相は、

主人公たちに強烈な心的外傷を与えた。

ささやかな恋愛や友情が切ない。

ハリーが自分の信仰心は欠けていると言っていたが、その理由が良くわからなかった。「ある日ある事があった」の追加説明あった?なかったよね?

「ぼくは、もう神とは話せない。それになんと言われようと君にも話せない。他の誰にもね」

なんで?なんで?強烈な心的外傷のせい?

無信仰の日本人には理解が難しい感覚なのかな?

恋愛描写はいらないと思ったが、お話全体的には面白く読めた。

収穫祭だとか、儀式はあんまり物語に関係なかったね。雰囲気作りのため、という感じ。

緋の収穫祭 (創元推理文庫)

緋の収穫祭 (創元推理文庫)