ゆうべ、またマンダレーに行った夢を見た―この文学史に残る神秘的な一文で始まる、ゴシックロマンの金字塔、待望の新訳。海難事故で妻を亡くした貴族のマキシムに出会い、後妻に迎えられたわたし。だが彼の優雅な邸宅マンダレーには、美貌の先妻レベッカの存在感が色濃く遺されていた。彼女を慕う家政婦頭には敵意の視線を向けられ、わたしは不安と嫉妬に苛まれるようになり…。
上巻は何だかストーリーの進みが遅いように感じ、
はやくはやく、何があったのよ。とせっかちに読み進めた。
下巻に入り、ダンヴァーズ婦人との対峙辺りから展開がスリリングに!
下巻を読み終わった後、再び上巻を読み返したくなったが、寝室から下へ取りに行くのが面倒でやめた。
貴族に嫁入りって大変なんですね。
幼い頃は安易に憧れたが、社交だとか舞踏会だとか絶対にさばき切れない。恐ろしい。
図書館で借りたのは新訳の方。Amazonレビューでは、この新翻訳に対して辛辣なので、旧訳の方を借りたら良かったかな。
そして読み終わってすぐに感じたことは、ジャスパーが元気でありますようにということ。