旧友の招きでスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは、到着早々事件に巻き込まれた。屋敷の女主人が毒殺されたのだ。難事件調査に乗り出したのは、ヘイスティングズの親友で、ベルギーから亡命して間もない、エルキュール・ポアロだった。不朽の名探偵の出発点となった著者の記念すべきデビュー作が新訳で登場!
audibleで。
ポアロ初読みは最終巻の「カーテン」
このスタイルズ荘の30年後が舞台で、悲しい余韻の残る話だった。
最近すっかりポアロのファンになってしまい、ポアロ初登場のこれを聴いてみることにしたんだった。
友人であり語り手のヘイスティングスが可笑しくて、聴きながらふふふと笑うことがしょっちゅうで楽しかった。
ポアロも元気いっぱいで、癇癪持ちで、推理が冴え渡る。チャーミングそのもの。
人々の隠し事がこんがらがっているんだけど、ポアロが解きほぐして事件の真相に行き着くのがいいよね。