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【読んだ】グッゲンハイムの謎

夏休みを迎えた12歳のテッドは、母と姉といっしょに、グロリアおばさんといとこのサリムが住むニューヨークを訪れた。おばさんはグッゲンハイム美術館の主任学芸員で、休館日に特別に入館させてくれた。ところが改装中の館内を見学していると、突然、何かのきついにおいと、白くて濃い煙が。火事だ! テッドたちは、大急ぎで美術館の外に避難した。だが火事は見せかけで、館内の全員が外に出た隙に、カンディンスキーの名画〈黒い正方形のなかに〉が盗まれていたのだ。しかも、おばさんが犯人だと疑われて逮捕されてしまう。なんとしても絵を取りもどして、おばさんの無実を証明しなければ。「ほかの人とはちがう」不思議な頭脳を持つテッドは、絵の行方と真犯人を探すため謎解きに挑む。『ロンドン・アイの謎』につづく爽快なミステリ長編!

前作は、ページを捲る手を止めるのが惜しいほど夢中になって読んだ。

今作は、いささか都合が良い感じがしたのと、それぞれのキャラクターに共感しきれないままお話が進んで行った。

ページを捲る手も止まりまくった。

キャラクター同士の関係性の薄さや濃さもあまりわからなかった。

しかし、今回の作者さんはものすごい重圧の中、テッドの物語を描いてくれたんだろうから、それにはとてもありがたく感じていて、遠い日本で前作と比べてあれやこれや勝手に言ってすみません、と思った。

あと、911の時NYにいて、帰国出来ずに街をあてなくうろついたので、街の様子を思い返しながら読むのは楽しかった。グッゲンハイムに行けばよかった。この本を読むまで存在を知らなかった。グッゲンハイム。