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【読んだ】燃える川

エドガー賞最優秀長篇賞ノミネート作

自然と本を愛する親友同士の大学生ジャックとウィンは、カナダの北部をカヌーでのんびり旅していたが、山火事が起きて計画の変更を余儀なくされる。そして霧の中で激しく口論する男女の声を耳にした翌日、怪我を負った女性を保護したふたりは、大自然のなか、生き延びるために闘うことになる。迫真のサスペンス

自然あふれる暮らしや、サバイバル生活は、自分では絶対にやらないが、見たり読んだりするのは好きだ。

カヌー用語がわからなくて、スマホ片手に調べながら読んだ。

大学男子2人が川を下る、のんびりした描写から、山火事、得体の知れない人物らの出現など、徐々に不穏。

山火事に追いつかれないように、カヌーで川を下るシーンでは、転覆や濁流にのまれるんじゃないかと心配し、緊張した。

川をカヌーで240km下るとか、どうした。どうしてそんな気になるんだい。神奈川から新潟の距離だぞ。と、Googleマップで距離も調べた。

そしてジャックとウィンは、本当にいい子だった。瀕死の女性にお願いされて、おしっこを拭いてあげるとか本当にいい子。

瀕死の状況と予想される恥じらいを鑑みて、おしっこをどうしても拭いてもらう必要はあったんかと、女性に対しては思った。