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【読んだ】スーツケースの中の少年

旧友から頼まれ、コインロッカーに荷物を取りに行った看護師のニーナ。重いスーツケースに入っていたのは裸の男の子だった。母親は?なぜ裸でスーツケースに?母語が異なり言葉の通じぬ幼い男児を守ると決めたニーナ。二人を追う謎の大男の正体は。『ミレニアム』に続き世界を驚愕させた北欧ミステリ作家登場!

正義感と衝動性の強い、マンガのキャラクターみたいな主人公だった。話の内容もマンガ的だった。

舞台はデンマークリトアニアを行ったり来たり。時々ポーランド、ドイツ。ソ連

不法移民が当たり前のようで、安全に身元不明の子を引き渡したくても、警察が信用できない、というのが悲しい。だから正義女ががんばった。

正義女の主人公ニーナには、悲しい背景があるよ、と所々で匂わされ、かつて、紛争地で看護師として奔走したよう。

要素を詰め込み、続編につなげているんだろうけど、未邦訳。

ミカスのお母さんと別居の夫との関係が疑問だった。15歳の時に終わらなかったんだ、という不思議。