読後感:(=_=)
大崩壊した世界の謎と、メラニーら〈第二世代〉の子どもらの謎を知りたくて、ただひたすらに読み進めた。
物語自体はいわゆるゾンビ物としてシンプルに進むし(ゾンビの大群に襲われた後、数キロ進んだだけで、絶対に車は故障する。と言うようなお約束シーンもバッチリ)、謎もしっかり読者に知らせてくれるので、その辺はモヤモヤを残させられる事なく済んだが、
メラニーよ、そんなに素敵か?ミス・ジャスティノーは?と、常に己の感情優先で、思い込みも激しいジャスティノー先生にイライラする事がしばしば。
メラニーの住む無機質な世界に、感情豊かなジャスティノー先生はさぞや素晴らしい女性に映ったのかもしらんが、大崩壊前に子どもを轢き殺しておいて、ビビッて出頭しなかったような女だぞ、と。
メラニーのジャスティノーに対する狂信と敬愛が凄かったね、という話。
平穏な世界に生きる、一読者である私には、ジャスティノー先生に対するメラニーのそれは、全く説得力がなかったんだけど、メラニーの立場で考えると、異常な世界の異常な環境で生きて(生かされて?)きたから、我が世はジャスティノー先生一色!という気持ちになっても仕方がないんだろう。ほぼ洗脳的な。
私はパークス軍曹が好きだ。