「あなた、父親になるのよ―」それを伝えたくて、わたしは単身ニューヨークからパリへ飛んだ。取材に行ったフリージャーナリストの夫の連絡が途絶えて十日あまり。夫からの手紙には、謎めいた写真が保存されたディスクが。ただの舞台美術家だったわたしは、異邦の地で一人、底知れぬ闇と対峙することに―。世界十六ヵ国で翻訳された、北欧ミステリの新女王のデビュー作!
主人公の素人探偵に付き合わされて、退屈だった。なんで身分を偽る必要があったのかな。
そして、移民やら人身売買に関する、底しれぬ闇は重すぎた。
全体像がなんとなく掴め始めてからは、スリリングに読めた。