みたいよみたいみたよんだ

みたりよんだりきいたりしたものをいうブログ

【読んだ】その少年は語れない

緊急手術後に感情を表現しなくなった少年。彼の両親は医療ミスだとして訴えを起こす。それから10余年が……。現在と過去、ふたつの時間軸で描かれる物語は思いもよらぬ全貌を見せていく。『地上最後の刑事』三部作で世界のミステリ読者の度肝を抜いた著者の最新長篇。

意味が全然わからなかった。なんだ、超常現象か?

夜勤の男が、ルーベンのお母さんの臨終にいたのはなんで。

全体的に、文章が何を伝えたがっているのか、登場人物のセリフが何を言いたいのか、わかりにくかった。

登場人物同士の絆も関係性も、共感できるほど書かれていないと思ったので、なんの感慨も湧かなかった。

少年に何が起こったのか知りたいがために、ただただ、ページをめくったが、読んでいてワクワクはしなかった。

 

 

 

【読んだ】加トちゃんといっしょ

加藤茶&綾菜 結婚10周年記念出版!
妻・綾菜が初めてマンガに挑戦

人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ)でも話題となりましたが、
結婚して10年間、毎日、夫婦日記をつけていたという妻・綾菜が、
ふたりの日常や加藤家での生活を綴るマンガとエッセイに初挑戦!

お寿司屋さんでの『出会い』から、
別れも考えた『壮絶バッシング』、
晴れた日の何気ない『プロポーズ』、
これまで語られなかった『子どものこと』まで、
赤裸々だけど、コミカルに、愛情たっぷりに描いています。

初公開となる国民的コメディアンとの夫婦生活は、
なんでもないけど、たくさん笑えて、いっぱい泣けるほっこりする毎日。
2人のやり取りが、コロナ禍での新たな夫婦のあり方も見せてくれます。

最近の自然体や健気さが好ましく、テレビに出てるとつい見ちゃう。とくに広島弁がいい。

結婚当初は、猜疑心だらけで見ていた、ごめんね、と思った。

加トちゃんへの溢れる母性が止まらないとのこと。加トちゃんのお母さんと同じ味のオムライスを作ったんだって言うんだから、

綾菜さんはもう、加トちゃんのお母さんの生まれ変わりでいいんじゃないかと、勝手な妄想を膨らませ、興奮で鼻息荒くしたりもした。

加トちゃんの天晴れなスター性も存分に表現され、奥さんであれど恐れ多く感じるとか、やはりドリフはすげえなと思った。

あと、綾菜さんの字がきれい。

これからも末長く幸せに暮らしますように、私たちの加藤茶をどうぞよろしくお願いします、という気持ちになった。

 

 

【読んだ】カッコーの歌

「あと七日」笑い声と共に言葉が聞こえる。 わたしは……わたしはトリス。池に落ちて記憶を失ったらしい。母、父、そして妹ペン。ペンはわたしをきらっている、わたしが偽者だと言う。破りとられた日記帳のページ、異常な食欲、恐ろしい記憶。そして耳もとでささやく声。「あと六日」。わたしに何が起きているの? 大評判となった『嘘の木』の著者が放つ、サスペンスフルな傑作。英国幻想文学賞受賞、カーネギー賞最終候補作。

立場が違えば、完全な悪とも言い切れないキャラクターの面々の描き方がうまいと思った。

「あと七日」トリスの未来を思ってハラハラ泣きそうになったが、予想を裏切る結果だったのも、いい。

頭の中はすっかりジブリアニメ風で再現されていたが、実写映画になっても楽しそうだと思った。どうなんだ、進んでないのか、映画化は。調べてみよう。

ペンがかわいすぎた。