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【読んだ】カッコーの歌

「あと七日」笑い声と共に言葉が聞こえる。 わたしは……わたしはトリス。池に落ちて記憶を失ったらしい。母、父、そして妹ペン。ペンはわたしをきらっている、わたしが偽者だと言う。破りとられた日記帳のページ、異常な食欲、恐ろしい記憶。そして耳もとでささやく声。「あと六日」。わたしに何が起きているの? 大評判となった『嘘の木』の著者が放つ、サスペンスフルな傑作。英国幻想文学賞受賞、カーネギー賞最終候補作。

立場が違えば、完全な悪とも言い切れないキャラクターの面々の描き方がうまいと思った。

「あと七日」トリスの未来を思ってハラハラ泣きそうになったが、予想を裏切る結果だったのも、いい。

頭の中はすっかりジブリアニメ風で再現されていたが、実写映画になっても楽しそうだと思った。どうなんだ、進んでないのか、映画化は。調べてみよう。

ペンがかわいすぎた。