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【聴いた】ふたりの証拠

戦争は終わった。過酷な時代を生き延びた双子の兄弟の一人は国境を越えて向こうの国へ。一人はおばあちゃんの家がある故国に留まり、別れた兄弟のために手記を書き続ける。強烈な印象を残した『悪童日記』の続篇。主人公と彼を取り巻く多彩な人物を通して、愛と絶望の深さをどこまでも透明に描いて共感を呼ぶ。

Audibleで。

マティアスは愛情を受けてとても賢く育ったけど、母親に捨てられた(と思い込いこんだ)ことや、不在がちなリュカのことで、不安な気持ちの方が大きく育ってしまったのかな。

無気力放心のリュカの描写に始まり、自我の不安定さが印象的だった。

これは字で読んで色々確かめたく、三部作を買うことに決めた。もう注文した。