ナチスの手を逃れて、家族と一緒に亡命したアンナは、家に残してきたぬいぐるみのうさぎのことが気がかりだった・・・。 (日本図書館協会)
小学校5年生ぶりに読んだ。次男10歳と同じ歳の頃だ!
あの頃は子ども目線で、アンナとマックス兄妹に感情移入して、呑気なお話として読んだものだが、
今回は両親の気持ちも良くわかり、ドイツ国内に急速に広がる不穏、国を無事に出られるだろうかという不安でハラハラした。
ドイツ国内に残ったユダヤ人のような強烈な体験はせずに済んだけど、
国外に逃亡し、財産を全て取り上げられたユダヤ人がどう暮らしていたのか、一端を垣間見ることが出来た。
ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ (評論社の児童図書館・文学の部屋)
- 作者: ジュディス・カー,松本亨子
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 1980/03/20
- メディア: 単行本
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