みたいよみたいみたよんだ

みたりよんだりきいたりしたものをいうブログ

【読んだ】教場

希望に燃え、警察学校初任科第九十八期短期過程に入校した生徒たち。彼らを待ち受けていたのは、冷厳な白髪教官・風間公親だった。半年にわたり続く過酷な訓練と授業、厳格な規律、外出不可という環境のなかで、わずかなミスもすべて見抜いてしまう風間に睨まれれば最後、即日退校という結果が待っている。必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。週刊文春「二〇一三年ミステリーベスト10」国内部門第一位に輝き、本屋大賞にもノミネートされた“既視感ゼロ”の警察小説、待望の文庫化!

一話完結で読みやすかった。

ミステリーはミステリーだけど、殺すとか殺されるとかではなく、

警察学校での出来事について、生徒目線で物語る試練的な日常。

ところで沙織ちゃんはどうなったんでしょう。

 

 

 

【読んだ】アリスが語らないことは

大学生のハリーは、父が崖から転落して死んだと知らされる。実家に戻ると、美しい継母アリスが待っていた。刑事の話では、父の死体には殴打の痕があった。ハリーはアリスと話し合うが、その態度に違和感を覚える。これは事故か、仕組まれた死か? 過去と現在が入り交じった2部構成で描かれ、ある場面で読む者の予想をはるかに超えた展開が訪れる。『そしてミランダを殺す』の著者の恐るべき筆力を堪能できる圧巻のサスペンス!

アリスもジェイクも、Do・変態。不愉快。

そんな中でも、胸がスッとする終わり方でよかった。

 

 

【読んだ】ハリー・クバート事件

デビュー作でベストセラー作家となったマーカス・ゴールドマンは、二作目が書けずに苦しみ、大学の恩師で国民的大作家ハリー・クバートに助言を求めるが、そのハリーが33年前に失踪した美少女殺害容疑で逮捕されてしまう。師の無実を信じるマーカスは独自の調査を開始、そして師に教えられた小説作法31条に従い、一冊の本にまとめ上げることにした。少女は誰に殺されたのか?

これは読んでよかったなー。

一人一人の想いが切ない。

迷いと衝動的な行動が連鎖した結果が、このこれか、と。

少女が死体になって発見されるという、悲劇的な物語だけど、

主人公の語り口調や、登場人物たちのキャラがたっていて、

うふふ、と思わず笑ってしまうようなシーンもあり、読んでいて楽しかった。

続編も読みたい!