みたいよみたいみたよんだ

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【読んだ】黒人小屋通り

カリブ海に浮かぶフランス領マルチニック島。農園で働く祖母のもとにあずけられた少年は、仲間たちや大人たちに囲まれ、貧しいながらも天真爛漫な少年時代を過ごす。『マルチニックの少年』として映画化もされ、ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した不朽の名作、半世紀以上にわたって読み継がれる現代の古典、待望の本邦初訳!

知らない言葉がたくさん出てくるが、あれかなこれかなと想像しながら読んだ。マニヨックの粉とか、プチットバンドとか。ベケは白人のことだろう。

パンの実だとかマニヨックの粉とタラの身を使った食べ物とか。「黒人小屋通り」というんだから、連なって建つバラック小屋での暮らしってどんなだろうか。

世界の果てまでイッテQ!で観た映像などを総動員して、暮らしぶりを想像した。

マルチニック島のこともこの本で存在を知った。フランス海外県。

奴隷制度が撤廃されても、白人の下で働くこと以外の選択がなかった時代。

農場主に手ごめにされるなんていう衝撃が、当たり前の日常として語られたりするが、この物語の黒人たちに悲壮感は一切ない。

子どもに対して平手打ちだとか、こん棒で膝の裏をぶっ叩いたりして、しつけや教育がなされるが、悲惨さも感じられない。子どもらもたくましい。

黒人小屋通り

黒人小屋通り

 

 

 

【観た】ルイの9番目の人生

驚異の事故頻発少年・ルイが断崖絶壁から転落し、こん睡状態に...。担当医が事情を調べていくうちに、現実離れした不可思議な出来事が次々と起こり始める。Netflix

原作を2年前に読んだ。

このたびやっと、映画がNetflixに降臨!

原作と比べて、

クソ女はよりクソ女だったし、

バカ男は最後までバカ男だった。

終わり方が嫌!

原作の終わり方のほうが良い!


【読んだ】ルイの九番目の命 - みたいよみたいみたよんだ

 

ルイの9番目の人生(字幕版)
 

 

【読んだ】ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ

ナチスの手を逃れて、家族と一緒に亡命したアンナは、家に残してきたぬいぐるみのうさぎのことが気がかりだった・・・。 (日本図書館協会)

小学校5年生ぶりに読んだ。次男10歳と同じ歳の頃だ!

あの頃は子ども目線で、アンナとマックス兄妹に感情移入して、呑気なお話として読んだものだが、

今回は両親の気持ちも良くわかり、ドイツ国内に急速に広がる不穏、国を無事に出られるだろうかという不安でハラハラした。

ドイツ国内に残ったユダヤ人のような強烈な体験はせずに済んだけど、

国外に逃亡し、財産を全て取り上げられたユダヤ人がどう暮らしていたのか、一端を垣間見ることが出来た。

 

ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ (評論社の児童図書館・文学の部屋)

ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ (評論社の児童図書館・文学の部屋)