みたいよみたいみたよんだ

みたりよんだりきいたりしたものをいうブログ

【読んだ】スピリットベアにふれた島

15歳の少年コールが引きおこした傷害事件。傷ついたすべてのもののために、コールとピーター、それぞれの両親、そして同じ地域にくらす人たちが集まって「サークル・ジャスティス」が開かれる…。犯罪とどう向きあうべきか。変わろうとするコールの姿を追いながら見つめなおす意欲作。

傷害事件を起こした結果、刑務所送りを避けるため、主人公のコールはアラスカの無人島に一年追放されることを選択する。という内容。

大自然の中で生き延びろ、という物語が好きなので借りた。

四方八方に怒りをぶちまけるコールが、スピリットベアにその矛先を向けたときに起こった出来事が容赦なさすぎて、

「これはスピリットベアが、はたまたアラスカのインディアンの地が見せている幻なのではないか」と半ば期待したが、ちゃんと現実のコールに起きた事だった。だってネズミを食べたよ、生捕りで。生で。

自然の暮らしの中で教訓を得て、少しずつ変容していく様子は良かった。

動物になりきって踊って、それらが感じていること見ていることから学ぶ、というのも良かった。