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【読んだ】治療島

目撃者も、手がかりも、そして死体もない。ベルリン市内に開業する有名な精神科医ヴィクトル・ラーレンツ博士の12歳の愛娘ヨゼフィーネ(愛称ヨーズィ)が、目の前から忽然と姿を消した。診療所すらも畳み、死に物狂いで捜索する父ヴィクトル、それでもなお、娘の行方は一つの手がかりすらつかめなかった。
失踪から4年後、失意の底に沈むヴィクトルは、気持ちの整理のため、北海にある小さな島、パルクム島の古い別荘に引きこもっていた。そんな彼のもとへ、アンナと名乗る美しい女性が訪ねてくる。自らを統合失調症だと言い、ヴィクトルの治療を求めて自分が悩まされている妄想について語り始めるアンナ。それは、ヨーズィによく似た少女が、家族の目の前から突然姿を消す物語だった。
物語の誘惑に抗しきれず、二人だけの治療を開始するヴィクトル。しかしそれは、吹き荒れる嵐の中ではじまる、不気味な≪治療≫への入口なのだった。

ストーリーが狂気。

なんだなんだ、これはスリラーなのかホラーなのか?

と、突飛な展開の数々で目がまわる思いだったが、最後になるほど!と思った。

座席ナンバー7Aの、ロート医師がでてた。