みたいよみたいみたよんだ

みたりよんだりきいたりしたものをいうブログ

【聴いた】特捜部Q キジ殺し

いったいこの書類はどこから送られてきたんだ? いつのまにか特捜部Qのデスクに置かれていた20年も前の事件の書類。18歳と17歳の兄妹が惨殺された事件だが、その後犯人は自首して服役中。つまり未解決ではない。なのになぜ未解決事件を調査する特捜部Qに?興味を抱いたカールとアサド、それに新メンバーのローセは再調査に取り組むが、当時の容疑者たちはいまや有力者に……ますますパワーアップ!

audibleで。

子どもの頃のキミーをうんと愛情深く関わってくれる大人が一人でもいてくれたなら、主体性は健やかに育ったろうに、と気の毒だった。

幼かった頃に自分が受けなかった愛情を一心に赤ちゃんに向ける姿と、それにより自分の犯した罪の大きさに、せめて気づけて良かったな。

男どもはくそだった。特に動物に対する描写は腹が立って腹が立って、早くぎゃふんと言う目に合わせてやっておくれ!と願いながら聴いた。

アサドは小太りで小柄、カールは頭頂部に尻型のハゲがあると言うことがわかった。

【読んだ】8つの完璧な殺人

ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官が訪れる。マルコムは10年前、犯罪小説史上もっとも利口で、もっとも巧妙で、もっとも成功確実な“完璧な殺人”が登場する8作を選んで、店のブログにリストを掲載した。『赤い館の秘密』、『ABC殺人事件』、『見知らぬ乗客』……。捜査官によると、それら8つの作品の手口に似た殺人事件が続いているという。犯人は彼のリストに従っているのか? ミステリーへの愛がふんだんに込められた、謎と企みに満ちた傑作!

読んだことのある小説が物語の中に出てきて語られると嬉し楽しい。

はじめから主人公は信頼できない語り手で、作者の企みが満ち溢れていた!

猫が幸せであり続けますように。

 

 

【聴いた】特捜部Q檻の中の女

捜査への情熱をすっかり失っていたコペンハーゲン警察のはみ出し刑事カール・マークは新設部署の統率を命じられた。とはいっても、オフィスは窓もない地下室、部下はシリア系の変人アサドの一人だけだったが。未解決の重大事件を専門に扱う「特捜部Q」は、こうして誕生した。まずは自殺と片付けられていた女性議員失踪事件の再調査に着手したが、次々と驚きの新事実が明らかに!

audibleで。

犯人に起きた事には同情するけど、だからと言ってこんな仕打ちは・・と思った。

ミレーデに虫歯があるのが意外だった。めっちゃケアしてそうなのに。そして痛そうだった。ペンチを登場させるには、虫歯にするしかなかったのかな。しかし奥歯を抜くって相当なことだ。だってすごくでかいよね、奥歯って。とハラハラした。

カールとアサドを取り巻くものが、陰鬱なことばかりでなく、ユーモア描写が多いのも良かった。

カールに命の危機が起こり、人生の素晴らしかった日々を走馬灯に起こそうとするのに「何も浮かばない」と諦める描写が、シリアスなシーンの真最中になんだと笑った。