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【読んだ】阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし

「時にいざこざもあるけれど、おおむね楽しく自由に、のんびり暮らしております~」
40代・独身・女芸人である妙齢2人の地味おもしろい同居エッセイ+書き下ろし恋愛小説も収録。

二人の人柄と暮らしぶり、同居に伴うお互いへの小さな、些細な、引っ掛かり具合が面白い。

ずっとニヤニヤしながら読んだ。ニヤニヤし、時にヘヘっ、と声が出た。

(姉エリコさんの描いた、昭和テイストの布団事情で)

姉妹どちらの方が好き、と言うことはないが、テレビで見る回数が多い分、姉の文章を期待して読みはじめたのだけど、読み進めるにつれ、妹みほさんの文章に虜。

私の苦労を知らない姉が時折、バターン!とフタを閉めたり、平気でフタの上に鍋を乗せたりするので、背後から睨みつけたりしています。

こういう感じが好き。

もちろん、姉の文章も面白いです。姉の書く、みほさんが、いい。いいバイオレンスさアナーキーさを抱えている感じがいい。薬味程度に。

このエッセイにより、テレビでは伝わってこなかった、みほさんの個性をビシビシ感じ、とても好きになった。

二人ともエッセイを書くのは大変だったそうだけど、もっと書いてほしいし、読みたい。

 

阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし

阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし

 

 

 

 

【観た】プレシャス

1987年のNY。両親から虐待を受け続ける16才の少女プレシャス。学校退学後に通ったフリースクールで、ある教師と出会い、生まれて初めて学ぶ喜びを知る。Netflix

話題になったのでずっと気になってはいたが、きっと辛気くさい物語なんだろうな、どんよりした気分になるだろうな、と、なかなか手が出なかった。しかし。

悲惨で劣悪な環境に眉をひそめるシーンもあるけど、プレシャスのユーモアセンスが物語を暗くさせない。学は無いが、地頭はいい。たくましい。

支えてくれる大人の存在がいてくれて、本当に良かった。助けを求めることができて良かった。

しかし生活に困難は想像される。

プレシャスと子どもたちが幸せであり続けますように!!

 

プレシャス [DVD]

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【観た】オープンハウスへようこそ

この上ない悲劇を体験した後、母と10代の息子が親戚の所有する別荘に移り住む。そこには親子の静かな生活を脅かす、不気味で説明不可能な力がうごめいていた。Netflix

くそ!

観なきゃよかった!

最後辺りからいきなりホラーだし!

散々勿体つけておいて、オチなしなんてひどい!

 

最近は、Netflixオリジナル作品も侮れないなあ、なんて好印象作品が多かったけど、

これのおかげでまた躊躇するようになると思う。くそー。

 
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