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【読んだ】闇の中のデービッド/誕生日の殺人者

闇の中のデービッド

ノエルとクララとポジーは父親が病気になった為に、母親の実家に預けられる。そこへ見知らぬ男が現われる。 (日本図書館協会)
祖父母と3人の兄弟が住む屋敷に,突如まいこんだ謎の若者デービッドの正体は- 静かな恐怖と不安が渦まく,傑作サスペンス。 (日本児童図書出版協会)

20数年ぶりに再読。

子どもの頃には理解できなかったデービッドの行動が、今は少しわかるような。

生育過程における愛着の問題や認知の歪みが、デービッドのあの人格形成に影響を与えたのであれば、同情も出来る。

でも、出て行ってよかった!

 
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Kept in the Dark

Kept in the Dark

 

 誕生日の殺人者

誕生日おめでとう,人殺し!" 一級のスリルとサスペンスにみちた,★エドガー・アラン・ポー賞受賞作家の,傑作推理小説。 (日本児童図書出版協会)

昔読んだ時は、とても面白かった印象だったけど、今読むと、主人公の悲劇のヒロイン(男だからヒーロー?)っぷりがイライラした。いちいちポエミーな独白と、シャン(主人公)はハンサムなんだよ、という描写に。

ミステリーに容姿の良し悪し描写は(悪し、はゾッとするためには必要か)、いらん!

 

誕生日の殺人者 (児童図書館・文学の部屋―SOSシリーズ)

誕生日の殺人者 (児童図書館・文学の部屋―SOSシリーズ)

 

 

【読んだ】ウルフ谷の兄弟

内容(「BOOK」データベースより)
母親を亡くし、伯父さんにあずけられることになったバートとアーニーの兄弟。ところが、頼りの伯父さんはアルコール依存症。谷間の一軒家は荒れはてて、兄弟は、得体の知れぬ「影」や、奇妙な「泣き声」におびえつつ暮らす羽目に。―そして、事件は起こった。1979年エドガー・アラン・ポー賞受賞作品。

子どもの頃から知っていた本だが、何故だか読もうと思わなかった。

題名だけで、「狩猟とかして暮らす兄弟の話」かと勝手に想像して読まなかった。

 

しかし、子どもの頃に読んでれば良かった!と、のた打ち回った。

読んでいて、1970〜1980年くらいの、子供向けのミステリー映画(米)っぽい映像が、脳内で再生された。

小学生、夏休みの午後、昼下がりのロードショーで見るみたいなやつ。

兄弟の声は藤田淑子(マイキー)とか、あの辺りに少年役で活躍された人たちがいい。

 

バートとアーニーが、ウルフ谷で末永く幸せに暮らしますように!

 

 

ウルフ谷の兄弟 (海外ミステリーBOX)

ウルフ谷の兄弟 (海外ミステリーBOX)

 

 

 

 

【観た】最悪の選択

男同士で狩猟を楽しもうとスコットランド北部へ出かけた幼なじみの2人。だが週末の旅はたちまち悪夢に転じ、人としての本質を揺るがす耐え難い試練が待ち受ける。(Netflix

鉄砲を人や動物に向けるシーンは、すごく緊張するのでいやだなー。

そもそも悪いのは主人公ら二人だが、「あーあ、馬鹿だなあ」と言いながらも、ついつい応援してしまう不思議。

悪事は隠したい。ものすごく気持ちはわかる。

 
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