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【読んだ】死のドレスを花婿に

読後感:(^o^)

ソフィーの身に起こったことは、本当に最悪最低でフランツの章に入ってからは、腹立ちの連続。

しかし、物語の後半に入ってからの展開が実に痛快で「よし、反撃だ!」の気持ちを盛り上げてくれた。ソフィーに聡明さが帰ってきて良かった。パパかっこいい!

タイトルの意味もなるほど、そういうわけかと。

同じくルメートル作の、カミーユ警部シリーズ三作より、断然こちらの読後感が私は好きだな〜。

 

表紙のイラストはドレスの絵だけかと思っていたら、よーく見ると死人みたいな女性が着衣。

ミステリー小説は好きなんだけど、ひどく怖がりなので、この女性が表紙から出てきたらと思うと、枕元に置いたまま寝るのが恐ろしい。とりあえず、表紙を下側に向けて寝ようと思う。

 

死のドレスを花婿に (文春文庫)

死のドレスを花婿に (文春文庫)

 

 

【読んだ】六人目の少女

読後感:(~_~;)

ネタバレあり

展開と事件のつながりに、頭が追いつくのに忙しい話だった。

まるで映画や海外ドラマっぽい登場人物やストーリーだなと思って読んでいたら、著者はもともとドラマの脚本家だったそうで合点。

どんでん返しの連続に疲弊し、クライマックスにかけては、主人公すら疑ってしまった。真犯人はずーっとミーラに執着していたという事でいいんでしょうか?

そのためのあれやこれやだとしたら、犯人、長けすぎている。先見の明が有り過ぎている。

ゴランとミーラが唇を重ねるシーンにげんなりし、その後のセックスシーンと物語のオチに、作者は何から何まで詰め込みたい性格なのだろうかな、と思った。

ミステリーやサスペンスにロマンスは不要。「お前ら今、それどころじゃねえだろう」とイライラする。「早く謎の解明を進めてくれ」と急かしたい気持ちに。

そんなわけで、主人公の事はあまり好きにはなれませんでした。最後性格変わり過ぎだし。

 

余談

本が分厚くて持つのがつかれた。

2段に別れた縦書きの小説は苦手意識が強いんだけど、読み出してからは気にならなくなった。

ページが黄色く着色されているのが、サイコサスペンスというジャンルと言うこともあり、本自体から狂気が満ち溢れているようで、図書館から借りるときに躊躇した。なんか怖くて。

 

 

六人目の少女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

六人目の少女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 

 

【観た】マドレ

 重度自閉症の息子の世話に疲弊する身重のディアナは、フィリピン人女性に住込みで世話を頼む。息子の状態は劇的に改善。だが陰で息子が洗脳されていると疑う。 Netflixより

日本語吹き替えのない、レンタルDVDは、大概つまらない。

それなので借りることはほとんどない。

今回のこの「マドレ」は、そのそれだった。失敗。

あらすじ通りに展開するストーリー。

なんの捻りもないオチ。

自閉症役の男の子のリアリティのない演技。

日本に出張している夫の浮気は、物語に全く絡んでこず、「その展開、必要だった!?」と脱力。

ただただ、ヒロインとお腹の赤ちゃんと犬が可哀想なだけの嫌な話だった。

 

そもそも犬や猫に被害を与える映画自体に否定的。嫌な気持ち。監督のばか、と思う。


f:id:to3o:20170904212406j:imageNetflixで「マドレ」をチェックする