みたいよみたいみたよんだ

みたりよんだりきいたりしたものをいうブログ

【読んだ】十二支像を奪還せよ

報酬は1人10億円。略奪された美術品を5人の若者が奪い返すクライム・サスペンス
中国系アメリカ人のウィルは、美術史を専攻する大学生。ある日、中国人の資産家から驚愕の依頼を受けた。かつて英仏軍に盗まれた5つの美術品を奪還するというものだ。ウィルは、ハッカー、泥棒、詐欺師、ドライバー役の仲間とともに、世界中の美術館に向かう

大陸から渡ってきた先祖を持つ中国系の大学生たちが、かつて戦中に略奪され各国へ散った美術品を奪還しようとする話。ロマンスあり。青春小説。

自分が島国育ちのせいか、移民であることに対して揺らぐ彼らのアイデンティティに理解はするが、深い同調は出来なかった。

そしてモラトリアムっぷり大発揮。人生に意味を持たせる必要なんてあるのか?と中年なので共感は難しかった。

ロマンス描写に関しては吊り橋効果じゃないかと思う。世界的な犯罪をやろうとしているのに、そんなことしてる場合じゃないだろう、としらけた。ロマンス不要。

期待した痛快冒険犯罪小説ではなかった。

 

 

【聴いた】教場2

大ヒット警察学校小説、待望の続編!

●第一話 創傷(そうしょう)
初任科第百期短期課程の桐沢篤は、風間教場に編入された不運を呪っていた。医師から警察官に転職した桐沢は、ゴールデンウイーク明けに最初の洗礼を受ける。
●第二話 心眼
風間教場では、備品の盗難が相次いでいた。盗まれたのは、PCのマウス、ファーストミット、マレット(木琴を叩く枹)。単独では使い道のないものばかりだ。
●第三話 罰則
津木田卓は、プールでの救助訓練が嫌でたまらなかった。教官の貞方は屈強な体格のスパルタ教師で、特に潜水の練習はきつい。本気で殺されると思ってしまうほどだ。
●第四話 敬慕
菱沼羽津希は、自分のことを初任科第百期短期課程のなかでも特別な存在だと思っている。広告塔として白羽の矢が立つのは、容姿に秀でている自分なのだ。
●第五話 机上
仁志川鴻は、将来の配属先として刑事課強行犯係を強く希望している。元刑事だという教官の風間には、殺人捜査の模擬実習を提案しているところだ。
●第六話 奉職
警察学校時代の成績は、昇進や昇級、人事異動等ことあるごとに参照される。美浦亮真は、同期で親友の桐沢篤が総代候補と目されるなか、大きな試練に直面していた。

audibleで。

なんでも見抜く風間先生が出てくると安心だ。

直接的に語るではなく生徒が自ずから気付くように仕向けるというか、その流れは第一作目の教場と同様、ある種の爽快感がある。

見逃してあげたい気持ちにもなるが、警察官になる人たちだから、人格的に歪んでいたら困るのでこれが正しい。

 

 

【読んだ】復讐の岐路

不正を憎む刑事マクニールの妻が遺体で発見された。妻はホワイトハウス担当記者だった。死因は自殺とされるが、かつて社交界で起きた不審死に似ていた。政治的陰謀を疑い、捜査をはじめたマクニールは自問をする。自分を駆り立てているのは、正義か、復讐か

相手は国家らしいが、詰めが甘すぎるのかマクニールが優秀すぎるのか?いや、敵が単純すぎる。

あのあからさまなハニートラップ(これで百戦錬磨らしい)を「かなり手の込んだハニートラップだった」と言う主人公もどうなのと思ったし、

見破った主人公について「なんて頭のいい男なんだ」と驚く敵にもしっかりしろ、と思った。

主人公には次から次へと強力な協力者が現れ、敵の正体がすぐにわかる。

物語の運びは、せっかち者にはありがたい展開だった。

 

 

【読んだ】哀惜

イギリス南部の町ノース・デヴォンで発見された死体。捜査を行うマシュー・ヴェンは、被害者は近頃町へやってきたサイモンという男で、自身の夫が運営する複合施設でボランティアをしていたことを知る。彼を殺したのはいったい何者なのか。英国ミステリの巨匠が贈る端正で緻密な謎解きミステリ。

先に「沈黙」から読んでいたので、ルーシーが無事なのはわかりつつも面白く読んだ。

この登場人物は、「沈黙」ではどのような形で表現されていたっけなと、確認したかった。

サイモンは可哀想。ひどすぎる。

 

 

【聴いた】一橋桐子(76)の犯罪日記

老親の面倒を見てきた桐子は、気づけば結婚せず、76歳になっていた。両親をおくり、年金と清掃のパートで細々と暮らしているが貯金はない。このままだと孤独死して人に迷惑をかけてしまう。絶望していたある日、テレビを見ていたら、高齢受刑者が刑務所で介護されている姿が目に飛び込んできた。これだ! 光明を見出した桐子は「長く刑務所に入っていられる犯罪」を模索し始める。

audibleで。

桐子さんの人柄が素晴らしくかわいい。

一人で思い詰めて犯罪と刑務所行きを考えてしまう老後はせつない。

だけど桐子さんの人柄のおかげか、自然と手を差し伸べてくれる人が集まるのがあたたかい。

続編もあるらしいので楽しみ。

 



 

【読んだ】トレモア海岸最後の夜

作曲家のピーターは、離婚の痛手でスランプにおちいった。アイルランドの人里離れた海辺の家で、静かな生活を送ろうとするが、ある嵐の晩の外出中、雷に打たれてしまう。そしてそれ以来、謎の頭痛と不穏な悪夢に襲われるようになった。夢のなかの血なまぐさい光景が、いずれ現実のものとなる気がしてならない…。元妻のもとで暮らす子供たちが訪ねてきたとき、不吉な予感はいっそう強まる。ノンストップ・サスペンス!

スティーブン・キングにはなりきれず。

登場人物たちに容赦があって優しいのは良かった。

 

 

 

【読んだ】沈黙

ガラス職人のイヴが首を切り裂かれた父の遺体を発見した。凶器はイヴが作った花瓶でマシュー警部は慎重に聞き込みを進めるが……

濃密なやりとりがされているが、始まりから終わりまで1週間しか経っていないという事に驚いた。

捜査する警察の知人や友人が一連の事件に巻き込まれていて、公私の境に悩む様子が伝わった。

シリーズ2作目から読み始めてしまった。一作目も読もう。

 

 

【聴いた】死はすぐそばに

テムズ川沿いの高級住宅地リヴァービュー・クロースで、金融業界のやり手がクロスボウの矢を喉に突き立てられて殺された。昔の英国の村を思わせる敷地で住人たちが穏やかに暮らす――この理想的な環境を乱す新参者の被害者に、住人全員が我慢を重ねてきていた。誰もが動機を持っているといえる難事件を前にして、警察は探偵ホーソーンを招聘するが……。あらゆる期待を超えつづける〈ホーソーンホロヴィッツ〉シリーズ最新刊!

audibleで。

過去の事件を書き起こすだけなのかー、ホーソーンホロヴィッツのコンビで事件を追うのが好きなんだがな。と思っていたら、どっこいどどんちょだった。

手の込んだ殺人事件の果てに起きた真実を考えると、モートンは嫌なやつではないのかもしれない。

 

 

【読んだ】9人はなぜ殺される

アメリカ各地の9人に、自分の名を含む9つの名前だけが記されたリストが郵送された。差出人も意図も不明。だがその後、リストにあったホテル経営者の老人が溺死。翌日、ランニング中の男性が射殺された。FBI捜査官のジェシカはリストの人々の特定を進めていた。自分も、死んだふたりと同じリストを受け取っていたのだ。次は誰が殺されるのか? 謎が横溢する極上のサスペンス! 

ABC殺人事件のパターンでいくのか、

そして誰もいなくなったのパターンでいくのか、どっちなんだい!と読み進めていたら、そして誰もいなくなっただった。親の因果が子に報い。

犯人となんのせめぎ合いもなく、9人がどんどん減っていくので可哀想だった。

 

 

【読んだ】渇きの地

オーストラリアの田舎町で牧師が銃を乱射し、五人を殺して射殺された事件が発生した。町を訪れた記者のマーティンは、取材の中で牧師をかばう住民が多くいることを知る。だが、ひとりの老人が住民の言うことは信じるなと告げ……。事件の真相と町の秘密とは?

住民たちのささやかな嘘や思惑、秘め事がつながって悲劇が。と言う内容だった。

思惑があるのかないのか、住民たちも捜査関係者たちも、主人公であるジャーナリスト、マーティンにペラペラと内情をよく喋る。

この主人公の何に魅力や信頼を感じて、ペラペラと内情を喋るのかは、よく理解できなかった。

物語の進行には都合の良さを感じ、ページ数多いなあ早く読み終わりたいなあ、と思いながら、ただただ読み進めた。

 

 

【聴いた】終活中毒

最高の最期(エンディング)のはずが、まさかのどんでん返し!?
残された人生の時間、あなたはどう生きる?
遺言、片付け、夢への挑戦…人生でやり残したことは?

余命わずかの時間をSDGs活動につぎ込む資産家の妻。一日も早く死んでほしいと願う若い夫だが、思いもよらぬ誤算が…(「SDGsな終活」)。妻の三回忌が近づいたある日、家を出て疎遠になっていた息子が突然帰ってきた…(「最後の終活」)。ゾッとする終活、理想的な終活、人生を賭けた終活…4人の〈終活〉に待ち受ける衝撃&感涙のサプライズの四編。

audibleで。

SDGsな終活」

怖い展開になるのは好きだ。余命があるから我慢できていたのに、45歳のぶりっ子は一緒にいるのはきついよね。

「最後の終活」

過去の出来事とは向き合いつつ、これからは支え合えると良いな、支え合うに違いない、と思った。

「小説家の終活」

すんでのところで、正しい行動を取れて良かった。このままいくと、しっぺ返しが怖いとハラハラした。それを上回る展開がありつつ、最終的にも正しい行動が取れる主人公を好ましく感じた。がんばれと思った。

「お笑いの死神」

死神だなんてファンタジーな展開になるだろうから、主人公の病は奇跡的に治りめでたしになるのかと思っていたら、ちゃんとつじつまの合う展開で泣けた。

死神の様相な理由はそういう訳だったんだ、と。

職場の食堂で食事中に聴いていたので、泣いていることを悟られまい、と挙動不審になった。

 

 

【読んだ】終着点

あなたは、この事件の
「始まり」と「終わり」を見抜けるか?
過去へさかのぼる章と
未来へ進む章が交互する衝撃のミステリ。

ここはロンドンの集合住宅の一室。女性がひとり。死体がひとつ。見知らぬ男に襲われ、身を守ろうとして殺してしまったと女性は語る。死体は名も明かされぬまま、古びたエレベーターシャフトに隠された……謎に満ちた事件が冒頭で描かれたのち、過去へ遡(さかのぼ)る章と未来へ進む章が交互し、物語はその「始まり」と「終わり」に向けて疾走する! 英国ミステリ界の俊英が放つ衝撃的傑作。

いったい何があったのか、過去と現在が交互に語られるのだけど、真相が明らかになるまでが長く、退屈で仕方なかった。

モリーは気の毒だった。

 

 

【聴いた】星くずの殺人

3000万円の完全民間宇宙旅行のモニターツアーで、念願の宇宙ホテル『星くず』についた途端見つかった死体。それも無重力空間で首吊り状態だった。添乗員の土師穂稀は、会社の指示に従いツアーの続行を決めるが――。
一癖も二癖もあるツアー客、失われる通信設備、逃げ出すホテルスタッフ。さらには第2の殺人まで起きてしまう。帰還を試みようとすると、地上からあるメッセージが届き、それすら困難に。『星くず』は、宇宙に漂う巨大密室と化したのだった。

audibleで。

登場人物たちそれぞれに共感や同情出来る過去があり、心情を察して好感は持ったが、それらの物語か本筋に絡んで昇華する、という風ではなかった。

各々が顔を突き合わせて過去を語ることで、読者がそれぞれのキャラクター性を理解するという感じ。

乗員乗客らに好感を持ったところで、ばんばん殺されちゃうので「えー!」となって気持ちが追いつかなかった。

あまねちゃんの可愛さを伝えたい描写がくどかった。いちいち、長いまつ毛とか長い指とか小さなあごとか。可愛いのはわかったよ!と妬ましい気持ちになった。そんなにくどく描写しなくとも、彼女のキャラは十分魅力的だ。

あと、いくらプレオープンとはいえ、スタッフが一斉に帰っちゃったり、宇宙服が一着しかないとか、プロとしてどうなんだと思った。

まさきさんの最後の台詞は笑った。

 

 

【読んだ】インヴェンション・オブ・サウンド

「全世界の人々が同時に発する悲鳴」の録音を目指すハリウッドの音響技師ミッツィ、児童ポルノサイトで行方不明の娘を探し続けるフォスター。2人の狂妄が陰謀の国アメリカに最悪の事件を起こす――『ファイト・クラブ』の著者が2020年代の世界へと捧げる爆弾

なんでオスカー会場は大惨事になったの?そうなることを知っている風だったのはなんで?

全ては仕組まれた出来事だった、ということらしいが、読み込むのに苦労した。解釈や解説をインターネットで検索しよう。

ずっとどんより暗かった。

同じ作者のサバイバーの方が面白かったし好きだ。

裏表紙の毛と毛穴が気持ち悪いなーと思った。これは何だ?鼻?

 

 

【聴いた】コンビニ人間

36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。
日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、
「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。

「いらっしゃいませー!!」
お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。

ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、
そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。

audibleで。

先日世界99をaudibleで聴いたとこだった。

こちらの方が面白かったし、主人公の健気さが好きだが、世界観は共通するところが多いように感じた。

自分自身が、初めての環境では何をどうしたら良いのかわからずクラゲのように漂いがちなので、やり方(マニュアル)さえあれば振る舞える、という気持ちには共感できた。

主人公は干渉されないために「普通」を振る舞うが、どうやら振る舞いきれていない様子が伝わった。

途中、コンビニを辞めることになった場面ではこのまま引きこもりになるのか?と心配した。役割があって、生き生きと行動できる場所があることはいいなと思った。