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【読んだ】その罪のゆくえ

ロンドンの公園で、8歳の少年が撲殺された。容疑者として拘束されたのは、11歳の少年セバスチャンだった。弁護を依頼された事務弁護士ダニエル・ハンターは、セバスチャンの家庭環境を知るうちに、自分自身の少年時代を思い出す。施設で過ごした苦しい日々、そしてそこから救ってくれて、のちに彼をてひどく裏切った里親ミニーのことを―。法廷での闘いは果たしてどこに行き着くのか?英国ミステリの新星が放つ話題作。

大団円が好きなので、ミステリー小説を読んだあとは、何だか虚しさが残ることも多いが、この小説は、そのそれだった。

セバスチャンについても、ダニエルとミニーの関係と、その終わり方も。

 

子どもには愛情と絶対的な保護者が必要だけど、そのような家庭に生まれなかった子どもに対しての、サポート体制や大人の役割については考えさせられる。

子どもに与えるのは罪ではなく、健全な環境と確固たる愛情。子どもが子どもらしく過ごし、心から安心できる場所。

ダニエルにはそれが叶えられた。しかしセバスチャンにはそれが叶えられるだろうか、心配と不安しかない。

 

ダニエルがハンサムだという描写がちょくちょく挿入され、うっとおしかった。聡明で美人な弁護士仲間といい感じになる展開も邪魔だ。妬み嫉みしかない!

その罪のゆくえ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

その罪のゆくえ (ハヤカワ・ミステリ文庫)