14歳で無情にも殺されてしまった少女が、現世と天国の狭間から、残された家族や殺人鬼の生活を眺め見る。
主人公のスージーが可愛い。スージーQって、ジョジョか。
その可愛らしい外見から、天使の如く神々しい感じに下界を眺め、「私のことで悲しまないで」的な、家族の悲しみに胸を痛めている感じの話かと思っていたんだけど(私はそういう話はあまり受け付けない)、生きてても死んでからも、スージーは怒ったり笑ったり悲しんだりする、普通の女の子で好印象。殺された女の子が語り手っていうのも斬新。
家族の再生も描かれてホロリとし、サスペンスとしてもドキドキしたけど、犯人の最後に関してはなんだかスッキリしない。
もっと!もっとケチョンケチョンのギッタギタに!と思った。被害者や、その家族達の胸がスーッとする展開を観たかった。