イングランド中部の多文化都市レスターを舞台にくりひろげられる
ナミダと笑いの多文化交流物語です。
人類みな平等と信じるシク教徒と、偏見に満ちた人種差別主義者。
人種も文化も宗教も、まったく異なる二つの家族が、何の因果か、となり同士に。
インド系移民にして善良なるシク教徒、シン一家の運命は……?!
物語は、15歳の少年ハーヴェイの視点で、語られていきます。
若者らしい、ユーモアたっぷりのくだけた文体です。
ミックは人種差別主義者というよりは、
喪失体験により偏屈になってしまったという事なのかなと思った。
シン一家が善良そのものなのが好感。
犬がかわいい。