みたいよみたいみたよんだ

みたりよんだりきいたりしたものをいうブログ

【観た】メン・イン・キャット

いつも家族は二の次で仕事に没頭してきた男が、娘の誕生日に猫を買うことに。ところが不運な事故に遭い、自分がその猫の体に閉じ込められてしまい...!?Netflix

頭を使わず、気楽に観られて、ニヤッと笑って、ピンチにハラハラし、家族愛にじんわり出来た。

子ども向けコメディのセオリー通り。王道。

展開がわかっていても、王道、好きだ。

 

クリストファー・ウォーケンが怪しいペットショップの主人役。

中学の頃に、深夜映画で観た「デッドゾーン」の時から好きだ。

デッドゾーンクリストファー・ウォーケンが演じる主人公が「およしなさい」と誰かを引き止めるシーンが好きだった。「およしなさい」っていう品のある言い方(字幕だったけど)が好きだった。

 

ケビン・スペイシーは、セクハラで残念。もう映画には出ないのだろうか。

 

 

【読んだ】死のかげの谷間

内容(「BOOK」データベースより)
放射能汚染をまぬかれた谷間で、たったひとり生き残ったアン。そこにやってきた見知らぬ男の正体は?―少女の目を通して、核戦争後の恐怖を描く傑作ミステリー。待望の改訳新版!1976年エドガー・アラン・ポー賞受賞作。

 子どもの頃に読んで、時々思い出す本のひとつだった。

「また読み返してみたいなあ」と思っていた矢先に、映画化の話を知った!

そして20年ぶりに、同じ図書館で、おそらく同じ本を借りたよ!
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最近は新装版も出ているようですが、私はこの昭和臭い装丁が好きだ。

核戦争で全滅した世界で、汚染をまぬがれた谷間で一人生きるヒロイン。そこに現れる科学者の男。

少女漫画なら、二人の恋愛模様なども織り交ぜたストーリー展開になるんだろうが、そんな内容には全く興味はない。求めるのはスリルとサスペンスだ!ハラハラドキドキだ!

 

主人公アンの住む谷間は、緑にあふれ、野リンゴが実り、小川には魚が泳いでいる。

牧歌的な雰囲気であるのだけど、折々に核戦争や全滅の描写が交ぜられ、「世界にたったひとり」感がすごい。

そこに現れた男は敵か味方か。

不穏な空気が流れ始めてからの、ハラハラドキドキは、「完璧な家」を思い出した。

 

20年ぶりの再読だったけど、20年前と同じように、ハラハラドキドキして面白かった。

映画はどうかな。設定が変わっている時点でなんか心配だな。主人公はやっぱり少女がいいと思う。

 死の影の谷間 (海外ミステリーBOX)

 

死の影の谷間 (海外ミステリーBOX)

 

 

 

【観た】追憶の森

最期の場所を求めて"自殺の名所"、青木ヶ原樹海へ入るアメリカ人男性。人生に絶望した彼が、富士の北西に広がるその森で、出口を求めさまよう日本人に出会う。Netflix

アメリカにはもっとグリズリい森がたくさんあるだろうに、なぜわざわざ日本へ?という思いを抱えつつ観始めた。

 

私は日本人だから、モヤモヤを感じるんだろうな、と思って引っ掛かっていたことが、最後にすっきり解けた。

途中で退屈はしたけど、嫌な物語では無かった。後味は良。

 

インターステラーでは黄土色の顔色だったマシュー・マコノヒー、今回は黄土色じゃなかった(顔の色)。

ケンワタナベは精霊か。

 

そして森で迷子になるのは絶対に嫌だと思った。

携帯の電波が届かないとか、文明の利器が役に立たない場所は怖い。

舗装された道、万歳。

 

追憶の森 スペシャル・プライス [DVD]

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