飛行機の墜落事故で唯一の生存者となった12歳のエドワード。すべてを失ったと感じる少年が、再び生きようという気持ちになれたのは-。事故直前の機内の様子とその後の人生を交互に描いた、心揺さぶられる物語。
エドワードとその家族のことだけでなく、
他の搭乗者たちのことも丁寧に描写されているので、墜落して死んでしまうことはわかっているんだけど、ああ、死んで欲しくない、と思って止まなかった。
無事にロサンゼルスに到着して、新しい一歩を踏み出すはずだったじゃん、と泣いた。
エドワードには、シェイがいて良かった。
結果的に、シェイにもエドワードがいて良かったということ。
シェイは本当に魅力的なキャラクターだなと思った。好き。
シェイだけでなく、取り巻く人たち、遺された人たちの存在が、
エドワードを救ったし、エドワードに救われている。持ちつ持たれつ。
読んで良かったなー。