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【読んだ】迷犬マジック

日々の生活がイマイチ冴えない人々の前に現れる黒柴の迷い犬。
首輪にマジックと書かれた謎の犬の出現で、独居老人や路上ライブをする若者、
小さな理容店を営むアラフォー独身男、ライター志望のアラサー女子の日常に少しずつ変化が訪れる。

「ひかりの魔女」シリーズでお馴染みの著者による「ほっこり系」書き下ろし小説。

相変わらずの優しい物語!

春夏秋冬で章立てされていて、その季節ごとを読むたびに、鼻の奥がつーんとなって、同時に鼻水が精製された。

うちにも犬が三頭いて、一頭は保護犬だったので、色々共感しながら読んだ。

そして読んでる最中は、我が家の犬の毛に顔を埋めて、顔中毛だらけにしたい欲求が湧き出た。

マジックかっこいい、チャーリーもイリュージョンも幸せでありますように。

 

ふだんは、腹が膨れて臓物が飛び出た死体とか、猟奇殺人鬼とか、そんなのばかり出てくる本を読んでいるが、こういうお話も好きなんですよとしみじみ思った。