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【読んだ】旱魃世界

十年ほど前から兆候を見せていた世界的な旱魃は、ここ五ヶ月のあいだ、各地で急速に文明社会を崩壊させつつあった。マウント・ロイヤル市の住人たちが競うように水を求めて海岸へと殺到する中、医師ランサムは市内にとどまり破滅まで引き延ばされた時間を緩慢と生きていたが……生物を拒絶するように変質してゆく世界のランドスケープを、叙事的な文体で超現実の絵画のように描く。〈破滅三部作〉の一角を為す『燃える世界』を著者自らが徹底改稿し、改題した傑作。本邦初訳。

旱魃世界という、主人公に展開される物語は興味深かったが、世界観に入り込めなかった。

登場人物たちのありそうでない絆とか、それぞれの関連図がなかなか頭に入って来なかった。

あと、チーターやライオンを従えて歩くとか、古い映画のような映像が頭に浮かんだ。

章立てで語られる物語も、小学生の頃よく読んだ、「子どものための世界文学の森シリーズ」が思い出され、頭から離れなかった。