ある夕方、保育園から榎本千夏子に一本の電話が入った。
「夏紀ちゃんがいなくなりました」
なんと、千夏子の子が保育園から消えたという。
不安を募らせる千夏子のもとに、二本目の電話が。
その電話は <彼女> からのものだった――。4人の女性が抱える「女」としてのジレンマを鮮烈に描き切った究極のサスペンス!
出てくる女たちが柚季さん以外、うじうじ卑屈で、
出てくる男たちが、柚季さんの夫以外、自分本位な奴ばかりで、
なーんて人間の醜い部分にばかり焦点を当てた小説なんでしょう!と、イライラしてた。
が、最後は安心の嗚咽。イヤミスじゃなかった。
性善説万歳。