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【読んだ】邪魔者

姉エルからの突然の電話は母親の訃報だった。三歳で叔母に預けられて以来、二十九年ぶりにスコットランドの生家にわたしは帰った。幼い頃、両親や叔母は姉妹の接触を禁じたが、エルはいつも唐突にわたしの前に現れた。そのたびにむらっ気で攻撃的な態度に傷つけられ、わたしはエルを避けるようになっていた。生家は思っていた以上に裕福だったが、父親が放ったのは「おまえは来るべきじゃなかった」という一言だった。なぜわたしは屋敷と両親から引き離されたのか。なぜわたしだったのか―。読む者を釘付けにする見事な語り口。必読サイコ・スリラー!

超絶共依存の、どうしようもない、くそくだらない姉妹の話だった。

終盤、廃病院に書類がそのまま残ってるとか、簡単に入り込めるとか、非現実的過ぎてうんざりした。

主人公の麻酔科医設定も意味不明。こんなやつがどうやって医師免許とったんだ、と謎。