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【読んだ】チェス盤の少女

チェス大会の会場で誘拐された13歳のイリサは、気づくと真っ暗な地下室で鎖につながれていた。床をチェス盤に見立て、犯人に対抗しようとするイリサの前に、イライジャという少年が現れる。そばの森でいつも遊んでいて、以前もこの部屋で別の少女に会ったという。やがて現れた粗暴な犯人は、イリサにメッセージを読ませ、YouTubeで公開するが。イリサ、イライジャ、捜査主任3人の視点から事件が描かれる、ダークミステリ。

ネタバレあらすじ

イライジャは実は20年前に誘拐された少年。現在も監禁は続いている。死んだ弟の名を語って生きている。

最後はイリサを救う為に父と呼ぶ誘拐犯を殺し、父を操っていたアニーと共に車ごと崖の下へ転落。

 

 

犯人の動機があっさりと書かれているけど、もっと詳しく知りたかった。YouTubeの目的も。 とんとんと読み進めることができて、最後は猛スピードな展開。

読後感は寂しさと切なさとよかったね、が同時に。 内容は「チャイルドファインダー」、イリサの怪我は「クリスマスに少女は還る」を思い出した。

チェス盤の少女 (角川文庫)

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