オリーヴ・マーティン―母妹を切り刻み、それをまた人間の形に並べて、台所に血まみれの抽象画を描いた女。無期懲役囚である彼女には当初から謎がつきまとった。凶悪な犯行にも拘らず、精神鑑定の結果は正常。しかも罪を認めて一切の弁護を拒んでいる。わだかまる違和感は、歳月をへて、疑惑の花を咲かせた…本当に彼女の仕業なのか?MWA最優秀長編賞に輝く、戦慄の物語。
ネタバレあらすじ
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オリーブが犯人ではないようで、主人公が無実の罪を晴らす。晴らしているようで、犯人はやはりオリーブであったんでは？という終わり方。
メインすじの話の他に、ヒロインの辛い過去やらロマンスやらロマンスの相手の不動産（？）トラブルやらの話が絡んで、面倒だった。
ミネットウォルターズ、読んだの3冊目だが、いつも面倒だなあ、と思った記憶。
オリーブの悪徳弁護士が、ヒロインのロマンスのお相手、オリーブの事件を担当した元警察官の店舗を狙ってたとか、
狙うために雇われていたのが、オリーブの隣人の息子だったとか、出来過ぎじゃあないか。出来杉英才。
